※前回の日記はコチラ
'07沖縄旅行・2日め(沖縄~東京)
曇り所により風雨強し
リゾートしない沖縄旅行(w)も2日め.
今日は昨日行けなかった残り6ヶ所の世界遺産を巡ります.
昨日の泡盛が少々残り気味で気持ちが悪いです..(><
いつも旅疲れがあってもは2合ぐらいいけるのですが,昨日は1杯でちょうどいい気分に..
リーズナブル(?)に終わってよかったと思いきや,この日の朝までシッカリ残っていました..
少々ダルさを残しながら今日も出発です!
まずは首里城(しゅりじょう)と園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)に向かいます.
沖縄にある世界遺産の中でも異国文化の色濃い首里城は,世界遺産に登録される前から観光地として有名で,今回巡った中でもダントツに人が多かったです.
守礼門(しゅれいもん)
2000円札に描かれています
2000円札,まだ持ってますか?w
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
守礼門と歓会門の間にありますが,首里城とは別に世界遺産登録されています
歓会門(かんかいもん)
いよいよここから首里城の城郭に入っていきます
広福門(こうふくもん)
広福とは「福を行き渡らせる」という意味だそうです
琉球王朝 舞への誘い
広福門をくぐった先の庭でやっていましたが,人が多すぎてほとんど見えませんでした(・・;
首里森御嶽(すいむいうたき)
奉神門の手前にある礼拝所です
奉神門(ほうしんもん)
いよいよここから正殿(有料区間…)に入ります
正殿(せいでん)と御庭(うなー)
道に対して斜めになっていますが,撮り方が悪いのではありません(w
元々斜めになっています
横の線が3Dゲームっぽいですが(w),これは磚(せん)と呼ばれ,儀式のときの人の配置の目安になるのだそうです
南殿(なんでん)の内炉之間(うちろのま)
正殿の御差床(うさすか)
国王が座る玉座です
久慶門(きゅうけいもん)
今は出口として使われていますが,当時は歓会門を正門として使っていたのに対してこちらを通用門として使っていたそうです
首里城で琉球王国のロマンに浸った後は玉陵(たまうどぅん)に向かいます.
玉うどんではありません(w
王家の墓です.
玉陵は首里城公園のすぐ隣にあるので歩いて行けます.
前門
ここから前庭に入っていきます
玉陵碑
玉陵に葬られている王族の名前が書かれています
…が,ほとんど読めません(^^;
東室と中室
東室には王と王妃の遺骨が納められているとこと,中室は洗骨前の遺骨を安置するところだそうです
玉陵は拝観料が必要ですが,これくらいの塀なら乗り越えられそうな…(^^;(←いけません)
玉陵の次は識名園(しきなえん)に向かいます.
識名園は琉球王朝時代に作られた国王の保養のために作られた庭園だそうです.
育徳泉(いくとくせん)
池の水源になっていて,池の周りにはいくつもの水路があります
御殿(うどぅん)
赤瓦が沖縄って感じがします
六角堂(ろっかくどう)
御殿とは対照的にこれは中国式で,識名園は琉球と中国の折衷様式で成り立っているのがわかります
六角堂の天井の通風口も六角形!
観耕台(かんこうだい)からの眺め
ここからの眺めは海が見えないのですが,どこまでも大地が続いて見えるようにここに展望台を作ったんだそうです
識名園で保養(?)した後は,那覇市内を離れ,昨日行けなかった中城城跡(なかぐすくじょうあと)に向かいます.
那覇を離れると途端に雨足が強くなり,中城城に着いたことには本格的な雨になってしまいました..
折り畳み傘を準備し,入口のおばちゃんの「すべりやすいから気をつけてね」という温かい声を聞き城跡に入っていきますが,広場に立った途端ものすごい強さの雨と風….
折り畳み傘がおちょこになり意味無し状態….
傘をさすのをやめて多少濡れるのを覚悟して撮影しました..(・へ;
裏門(うらもん)前の広場
天気がいいときは気持ちいいんでしょうけど,雨が強かったのでさっさと次へ…
三の郭(新城)(さんのかく,みぃぐすく)への石段
段の幅が狭い&高く,雨で滑りやすかったのですが登ってみました
三の郭からの眺め
高台に建てられているだけあって眺めがいいのですが,天気が…(・;
大井戸(番所井戸)(うふがー,ばんじゅがー)
「うふ」なんてなんとかわいらしい!(w
中城城には水を確保するための井戸が数多くあります
二の郭(にのかく)
復元作業のため見た目がアレですが…(^^;
二の郭からの眺め
確かに太平洋は望めましたが,天気が…(こればっかり)
一の郭(いちのかく)広場
メインとなる場所あってかなりの広さです
一の郭の観月台(かんげつだい)からの眺め
三の郭や二の郭からちょっとだけ目線が高くなりました
首里遥拝所(しゅりうとぅし)
このような拝所が中城城には8ヶ所あります
正門(せいもん)
出口…と思ったらここが正門です(^^;
鍛冶屋跡(ガンジャーガマ)
鍛冶屋跡(ガンジャーガマ)にある広場に出ると,否が応でも目に入ってしまうのがこの建物.
これがもう一つの世界遺産(違)である中城高原ホテル跡です.
沖縄海洋博の開催に合わせて建設したものの,海洋博開催を前に企業が倒産し,工事が中断したまま現在に至った廃墟です.
鍛冶屋跡の広場に出ると,遠い先に明らかに廃墟とわかる建物が…
中城高原ホテル跡
中城城跡の雰囲気を吹き飛ばすぐらいのインパクトがあります
今回は廃墟を巡る旅ではないので入口で引き返しましたが,まともに回ると丸一日かかるそうです…
中城城跡は「復元」ですが,こちらはれっきとした「実物」です(w
歴史を感じさせる中城城跡と不気味な中城高原ホテル..
これ以上ないマッチングを感じ取りながら,今回最後のスポット斎場御嶽(せいふぁうたき)に向かいます.
斎場御嶽に向かう途中,交差点でトラックが立ち往生…
5分以上待たされましたが,クラクション鳴らしたり怒ったりするような人はいませんでした
スローライフな沖縄の方の人間性でしょうか…
斎場(せいふぁ)とは「最高位」という意味で,「斎場御嶽」で「最高の聖地」という意味だそうです.
そんな「最高の聖地」にふさわしい遺跡が集まっています.
御門口(うじょーぐち)からの石畳
男子はここからは入れず,女装して入ったんだそうです
大庫理(うふぐーい)
大庫理とは「大きな部屋」という意味で,入口から入って最初の拝所です
「うふ」というかわいらしい読み方は相変わらず(^^;
寄満(ゆいんち)
「宝物や幸せの寄り満ちるところ」という意味だそうです
三庫裏(さんぐーい)
斎場御嶽のメインとなる場所で,三角形の洞門です
奥からは「気」が吹き流れてきます
その三庫裏の奥にあるのが久高遙拝所(くだかようはいじょ)
この先には久高島(くだかじま)が見えます
東京へ戻った後,沖縄出身の仕事場の方から聞いたのですが,
この久高島(くだかじま)は神々の島と呼ばれ,気のパワーが集まっている場所なのだそうです.
そんな神々の島を斎場御嶽が遥拝している構造になっています.
今回は時間がありませんでしたが,そんな神々の島・久高島にもいつか行ってみたいです.
これで沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」も全制覇!
時間内に何とか回りました..
斎場御嶽近くの岬公園でひとときの休憩
この頃には雨も上がって綺麗な海が見られました
那覇市街に戻ってきたのが夕方5時過ぎ.
中途半端な時間ですが,レンタカーの返却時間も迫っていたので,レンタカーを返してそのまま空港へ向かうことにしました.
今回最後の沖縄料理,沖縄そばとじゅーしー
「じゅーしー」とは「炊き込みご飯」のことです
この日は世界遺産巡りに夢中で昼食をとっていなかったのでお腹ペコペコ…
私が乗る便ではありませんでしたが,1時間45分遅れで22:45発になっていた便がありました
これだと羽田に着くのは夜中の1時前.タクシー帰り確定です…
やはりといいますか,「離着陸中はDS禁止」の案内がありました
これで今回の沖縄旅行も終わり..
今回は世界遺産巡りということでドライブはあまり楽しめませんでした(過去沖縄に行った中で移動距離が一番少ないです…)が,琉球王朝時代のロマンは思う存分感じ取ることができました.
世界遺産巡りの旅もいよいよ残すは広島(原爆ドーム,厳島神社)と島根(石見銀山)のみ.
この3ヶ所はまとめて1回で行って来ます!
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