'25台湾旅行(2日め)

2025年3月16日日曜日

海外

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※前回の日記はコチラ


2025年台湾旅行の2日めです。

★2日め
この日は藍皮解憂号(ランピジエヨウハオ、Breezy Blue)に乗るのがメインイベントです。
藍皮解憂号は台湾鉄路本線系統では貴重になった非冷房のレトロな列車で、現在は観光列車として台湾南部の枋寮(ファンリャオ)と台東(タイドン)を結んでいます。
台湾現地の方がメインターゲットですが、日本からもKKdayやKlookから予約することができます。

朝6時。
ホテルを出て高雄(ガオション)駅へ向かいます。
今回宿泊しているホテル
こうしてみると(標高的に)高い建物と感じます

三多商圏(サンドゥオシャンチュェン)駅で岡山(ガンシャン)行きに乗ります
もちろん日本の岡山ではありません(^^;

高雄駅に到着
区間車(日本の各駅停車に相当)の枋寮(ファンリャオ)行きに乗ります
古い車両ですが、クロスシートで快適な車内です

枋寮駅に到着

藍皮解憂号の乗車手続きをします。
枋寮駅から3分ほど歩いたところにある藍皮意象館へ向かいます。
どことなくJR四国っぽい駅名標が目印
(JR四国と台鉄は友好関係にあるから!?)


藍皮意象館に入ろうとしますが、鍵がかかっていて入れません。
…で、ここで気づきました。
1時間間違えた└|゚ロ゚;|┘

昨年の台湾旅行の失敗をまたしてしまいました。
日本にいるときにGoogleカレンダーで台湾の現地時間で予定を入力してしまうと、台湾に着くと1時間早い予定(日本だとちょうどの時刻)になってしまいます。
それを信じて朝起きてここまで来ました。
前回と同様、1時間「遅く」なるよりはマシなのですが、寝不足の中余計に1時間早めに起きるハメになってしまいました。。
Googleカレンダー(アプリ)の設定で「デバイスのタイムゾーンを使用」をオフにすれば世界は日本を中心に回っている的発想でこの問題は解消(世界のどこにいても日本時間として扱う)するので、早速その設定にしました。
次回は失敗しないはず…。

ということで、早く着いてしまったことは仕方がないので、ちょっと散歩してみました。
駅から歩いて10分くらいのところにある枋寮漁港
この日は気温20度くらいで暑くなく過ごしやすかったです
綺麗な海の景色が見られて1時間早く起きたショックが吹っ飛びました

駅からまっすぐ延びた道路
視線の先に枋寮駅が見えます


戻ってきた頃には藍皮意象館が開いていたので手続きをします。
KKdayで予約済みなので、パスポートを出して予約番号を伝えます。
乗車する号車は決められていますが、席は自由席です。
チケット(硬券の乗車券つき)、ストラップ、イヤホン、うちわ、時刻表のメモがもらえます
藍皮意象館内でドリンクと引き換えるチケット1枚もついています

藍皮意象館は藍皮解憂号のグッズが売られています
多くの人で賑わってきました
観光バスから降りてくる人もいました(藍皮解憂号乗車がツアーの一部になっているようです)

駅に戻ってマンゴーアイスを買いました
50$(約235円)

藍皮解憂号は専用の改札口から入ります
10:10入場開始ですが、10時くらいからもう列ができていました

10:10になり入場開始
列車に乗り込みます
乗車時にガイドを聞くためのレシーバーを受け取ります
レシーバーをストラップにセットし、イヤホンをつないで聞きます

ガイドは中国語のみなのですが、このような感じでイヤホンの音声をスマホに直接くっつけてGoogle翻訳すればいいのでは!?…と思いやってみました
ある程度は翻訳できます


ここでまたアクシデント!
思いっきり頭をぶつけました└|゚ロ゚;|┘
この車両、入口がステップになっています。
元々嵩上げされていないホーム(ほぼ地上と同じくらいの高さ)から乗車することを想定して、ドアの開口部が低めになっています。
現代の駅は嵩上げされているので、ステップの隙間を埋めるようにスロープがセットされているのですが、そのせいで開口部が低めなので、そのまま乗り込もうとすると頭をぶつけます。
(身長170sm以下でしたらおそらくそのままでも大丈夫だと思います)
中国語で注意を促していたのだと思うのですが、中国語がわからない私はそのまま気にせず入ろうとして頭をぶつけてしまいました。

その後、多言語対応された注意書きがされたサイトを教えてもらいましたが、先に教えてもらえれば注意していたのに…(^^;(もしかしたら事前にどこかで入手できたのかも知れませんが)

ということで頭に痛みを感じながら藍皮解憂号は出発し、枋寮から台東(タイドン)に向かいます。
車内の雰囲気
私が乗った車両はロングシートでしたが、クロスシートの車両もあります

車内販売をしている車両もあります
最初の停車駅である加禄(ジアルー)駅(枋寮駅の隣)(停車時間約18分)
車両をじっくり撮影していたら駅の窓口に人だかり
後で調べてみたら硬券を発売していたとのことで皆さん記念に購入していました
(私は時間切れで買えず…)


加禄駅と次の内獅(ネイシー)駅の間にあるトンネル(嘉和遮体)では照明が全て消えて、ジェットコースターのようなアトラクション気分を味わえます。
中国語で歓声が上がるのですが、最初私は何のことやらわからず(^^;
トンネルは何回も抜けますが、照明落ちイベント(w)は最初の1回だけです。
内獅~枋山(ファンシャン)間
しばらく海沿いを走ります

枋山付近
枋山駅は台湾の鉄道駅で一番南に位置します(後ほど降ります)

枋山~枋野(ファンイェー)間
海沿いから山間部に入ります

枋野駅
駅を名乗っていますが、プラットホームがなく実質信号場となっています
ただ、(1日1往復しか停車しないですが)乗降は可能で、そのときは梯子を使うそうです

フルーツとお弁当が渡されます
お弁当はおなじみの排骨弁当です
トマトは台湾ではフルーツと見なされるのでトマトも入っています
※飲み物は配られないので各自で用意しましょう


枋野駅を過ぎ、その先の中央信号場を過ぎると台湾の鉄道の山岳トンネルで2番目に長い全長8,070mの中央トンネルに入ります。(一番長いのは北廻線の新観音トンネル)
中央トンネルに入ると照明が非常灯のみになり、しばらく見どころがないのでお弁当を食べるならこのタイミングがいいです。
まるで昔の営団地下鉄(現:東京メトロ)銀座線のような雰囲気
非常灯のみになるのはこのトンネルだけなので、このことを知っていればお弁当を食べるタイミングを間違えません
(これ以外の区間は絶景ばかりなのでお弁当を食べているヒマがない)

大武(ダーウー)駅
大武~瀧渓(ロンシー)間
東海岸側に出ました

次の停車駅である瀧渓駅(停車時間約19分)
ここでは駅舎内にある壁画の説明がありました

藍皮解憂号を引っ張るR100形ディーゼル機関車
現地ツアーに特化しているので車両や機関車をじっくり撮る時間はあまりありません

瀧渓~金崙( ジンルン)間

次の停車駅は太麻里(タイマーリー)駅。(停車時間約27分)
台湾最東端駅ではありませんが、新年に初日の出を眺める場所として有名です。
駅前は一直線の道路の先に海が見えるというフォトジェニックな場所になっています
みなさん記念撮影しています


実は、本当にフォトジェニックな場所はここではなく櫻木花道平交道(太麻里平交道)が有名です。
ここから歩いて5分(往復10分)くらいかかります。
時間がかかることと人数が多いせいかツアーガイドさんからは櫻木花道平交道の説明はありません。
かなり迷いましたが私は歩いて行ってみることにしました。
看板に従って進みます
行くかどうか迷ったこともあり時間的にかなりギリギリです

櫻木花道平交道に着きました
本来は踏切を渡った先に立って海側を撮影したいのですが、ここで踏切が鳴ってしまい時間切れ…
(ちなみに反対側に立っている人々はツアー客ではありません)

列車の中から見た櫻木花道平交道
皆さんがいる方向から撮影すると海が見えて、まるで江ノ電の鎌倉高校前1号踏切のような写真が撮れます

(KKday 公式サイトから拝借)
本来ならばこのような写真が撮れます

太麻里~知本(ジーベン)間
終点の台東に到着!
(到着前にストラップとレシーバーが回収されます。イヤホンは回収不要)
隣には観光列車で台湾を一周する環島之星(サンリオラッピング仕様)が止まっていました
今回は乗車しませんが、こちらにもいつか乗ってみたいです

台東駅を出ました

藍皮解憂号を降りましたが、今回はこのまま帰りも藍皮解憂号に乗ります。
行きと帰りとでは途中停車駅が異なるので、往復でも楽しめます。
なお、帰りは乗車前にストラップつきのレシーバーを受け取ります。
帰りの便もすごい賑わいです

最初の停車駅は金崙駅
ここで約67分の停車です。
金崙駅

金崙駅では金崙川流域の7集落の住民の方からの説明があります。
(中国語のみなのであまり理解できなかったのが悔しいです(←自分のせい))
駅前の町並み
聖ヨセフカトリック教会(聖諾瑟教堂)
ガイドの方の翻訳結果
Xiaomiとは絶対言っていない(w)…と思いましたが「小米」という意味だと思います

帰りの便では飲み物とドーナツ(ポンデリングのようなモチモチ食感)が配られました
レトロな感じですがトイレも一応あります
※食べ物の写真の直後になったのは偶然です。他意はありません…


次の停車駅は枋山駅です。(停車時間約18分)
上で書いたとおり台湾の鉄道駅で最南端に位置します。
ちょっと見えにくいですが最南端駅を示す標柱
枋山駅
駅前は海が見えて景色は最高です
この時期はちょうど日の入りが見える時間です
今日は雲がかかっていて残念ですが、晴れていれば綺麗な日の入りが見えると思います

枋山駅は現在は無人駅で、駅舎の中には入れません
簡易カードリーダーはあります


枋山から約15分。終点の枋寮に戻ってきました。
帰りの便も枋寮到着前にストラップとレシーバーが回収されます。(イヤホンは回収不要)
ホームには藍皮解憂号のミニチュアがあります

枋寮からは区間車に乗り、ホテルがある高雄まで戻ります。
区間車で高雄に戻ります
高雄駅からMRTに乗って三多商圏駅で降ります
三多商圏駅にYouBikeがあったのでYouBikeでホテルに戻りました

ホテルの前にあったこのお店…
ネーミングがどうも気になる(w)

相撲とカレー、どう結びつくのだろう…(お店閉まってた)

ホテルに着き、ぐったり疲れてしまったので今日もUber Eatsで夕食にすることにしました。
Uber Eatsの便利さを感じています。(←日本では使わないのに…)
本日は阿火猪油拌飯
165$に手数料加算で合計183$(約860.1円)


台湾旅行2日めが終わりました。

この日は藍皮解憂号に乗ることがメインでしたが、藍皮解憂号の乗車は完全な現地観光ツアーであり、「鈍行列車の旅」のつもりで乗ると思ってたんと違うになります。(まぁ、日本の四季島やななつ星とかも同じですよね…)

ツアーのお客様はほとんどが現地の方で、ほかは欧米の方が何人かいた感じで、日本人でなおかつ1名というのは私だけだったと思います。(日本語が全く聞こえなかった)
1人旅に慣れているのでガイドさんの説明が理解できなくても景色を見ているだけで無問題なのですが、周りの方からしてみるとつまらなそうに見えたのか、色んな方から声をかけて頂いたのが印象的でした。
普段自撮りはしないのですが、色々な場所で私の写真を撮ってもらいました。
台湾の方々は温かい。。

声をかけて頂いても意味がわからず、慌ててGoogle翻訳を取り出してもかなり聞きこぼしたと思います。
「Google翻訳があればOK」と思っていましたが、かなり悔しい思いをしました。
(自分から話しかけるシチュエーションでは便利に使えても、相手からいきなり話しかけられるシチュエーションでは慌ててしまう)
充実した日になったのですが、色々心残りとなった日となってしまいました。。

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