※前回の日記はコチラ
'08広島&島根旅行・3日め
(島根~~東京)
晴れ
日本の世界遺産を13個制覇し,残るはあと一つ..石見銀山(いわみぎんざん)!
昨年の白川郷から約1年.
1年間行って来た世界遺産の数々が走馬燈のように頭の中を駆けめぐります.
昨年年初に「世界遺産巡りをしよう」と思ったときにはこの石見銀山は入ってませんでしたが,昨年(2007年)夏にめでたく世界遺産登録され,私の旅リストにも追加されることになりました.
昨年登録されたばかり故知名度が低く,また情報も少ない(世界遺産登録された直後に一気に増えましたが…)のですが,そこは「行けば何とかなる!」という私流(!?)で切り抜けようと思います.
石見銀山は世界遺産に登録された途端に観光客が激増しました.
そのため,近辺には小さな駐車場しかないので,ちょっと離れた大きな駐車場に止めてそこからバスで行くのが基本です.
駐車場へ向かう道の途中にあるトンネル
間歩(坑道)をモチーフにしてます
駐車場にある石見銀山世界遺産センター
銀山に行く前の予習ができます
今回購入したバス1日フリーきっぷと石見銀山散策チケット
バス1日フリーきっぷは駐車場で,石見銀山散策チケットは各施設内で売ってます
石見銀山散策チケットで行ける5ヶ所を制覇すればとりあえず「石見銀山満喫」になるのでオススメです
駐車場で地図とバス1日フリーきっぷを入手し,いよいよバスで銀山(大森)の町並みの拠点になる大森代官所跡(おおもりだいかんしょあと)へ.
この大森代官所跡は石見銀山資料館になってます.
ここで石見銀山散策チケットを購入し,中に入って石見銀山の歴史を学びます.
石見銀山資料館
中は撮影禁止なのでこの写真のみ…
全くのノーチェックでしたが,昨日までは閉館中でした
危ない危ない(^^;
ここから大森の町並みを少し歩いていきます.
熊谷(くまがい)家住宅
熊谷家は代々大森の町役人をしていました
財産を保管しておく地下蔵は火事にも耐えられるように造られていたのが印象的でした
ウチの親もこんな感じでタバコの包み紙で傘を作ってました(^^;
中村製パン店
このパンが気になって「帰りに買っていこう!」と思ったのですが,帰りには売り切れていました..(;;
(行くときは荷物になるので買えず..)
観世音寺(かんぜおんじ)
境内からは大森の町並みが一望できます
旧河島(かわしま)家住宅
庭に面して来客用の居間があり,お風呂やトイレを建物の隅に配置されている武家屋敷になってます
ホーロー看板が懐かしい..
自販機も凝ってます..が,ボタンが押しづらそう(^^;
羅漢寺 五百羅漢(らかんじ ごひゃくらかん)本堂
ここでのおみくじは吉!
いいことありますように…
五百羅漢座像が安置されているところ
中は撮影禁止なので写真はないですが,この扉の奥には様々な顔(表情)をした仏像が置かれています
五百羅漢の後はいよいよ龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)へ!
間歩とは銀山の坑道のことで,大小600個余り残されているそうです.
それらはまだほとんどが発掘(研究)中で,龍源寺間歩は私が行ったこの日現在唯一公開されている間歩です.
(今年春に新たに大久保間歩(おおくぼまぶ)が公開される予定です!)
本当ならば龍源寺間歩の近くまでバスが通っているのですが,この日は落石のため途中で降ろされました..
しかし,降りた場所から遊歩道を通って自然を満喫しました.
落石で道路が通行止め…
ここからは歩いて龍源寺間歩を目指します
清水谷製錬所跡(しみずだにせいれんじょあと)
製錬所跡までの道にある木々の香りが心地よかったです
新切間歩(しんきりまぶ)と福神山間歩(ふくじんやままぶ)
どちらも中には入れませんが,こんな感じでたくさんの間歩(坑道)があります
龍源寺間歩の入口
いよいよ銀の採掘のために掘り進んだ間歩の中に入っていきます!
間歩には1つずつ管理番号が振られていますが,龍源寺間歩は500番ジャストです
ノミを使って手掘りで掘り進んだ坑道
高さは160cmくらいでしょうか..
かがまないと通れないくらいの道が続きます
樋押し(ひおし)抗
龍源寺間歩は樋押しという,鉱脈と平行に掘り進み,左右にこのような穴を空けていく工法で作られています
排水抗
ここから100m下の永久坑道へ水を排水したそうです
龍源寺間歩の行き止まり
間歩自体はこの奥も約30mくらい続いているそうです
栃畑新抗
この坑道は江戸時代…ではなく(w)観光用に作られた坑道です
佐毘売山神社(さひめやまじんじゃ)
鉱夫から山神(さんじん)さんと呼ばれていた神社です
石見銀山を形成するフューチャーはまだ他にもありますが,一応これで石見銀山も制覇!
これにより日本の(現在登録されている)世界遺産14ヶ所をすべて制覇しました!
#後日,14ヶ所の総括をしたいと思っています.
シルバーラッシュのロマンに浸りながら石見銀山を後にし,一路東京へ戻ります.
雪をかぶった山々と夕焼けの空
こんな島根の風景ともお別れです..
途中休憩をしながら東名高速経由で東京へ
由比PAからの富士山がキレイ…
石見銀山は昨年世界遺産に登録されたばかりということで,「これから」の観光地だと思います.(「世界遺産=観光地」というワケではないですが…)
世界遺産センターや現地にいる係員さんは現地の方々がやっているということで,非常に温かい接し方をされていたのが印象に残りました.
そんな環境からか,観光に来ているお客さんもマナーよく,石見銀山を思う存分満喫されていた感じがしました.
長々と続いた世界遺産制覇旅行記も,とりあえず完結.
(今回は「しょーもないネタ写真」はありません.ゴメンナサイ..)
みなさんがもしどこか世界遺産に行かれるときに参考にしてもらえれば幸いです.
世界遺産旅行記は終わりましたが,今年もテーマを変えて旅行記は続きます!
※14ヶ所の総括はコチラ
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