北海道カントリーサインの旅(第1弾)・5日め

2010年8月12日木曜日

[ク]カントリーサインの旅 北海道

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※前回の日記はコチラ

北海道カントリーサインの旅(第1弾)・5日め
(檜山)
雨所により曇り

北海道には現在179の市町村があります。
その全市町村にカントリーサインがあるのですが、離島の市町村も例外ではありません。
離島の市町村境って、まさか海上にカントリーサインがある!?…ということはもちろんなく(笑)、離島の玄関口となる港(フェリー港)にあります。
(空港にはナゼかないようです)
よって、離島のカントリーサインをゲットするには、実際にその島に行く必要があります。
(当然、位置ゲーのように対岸取りはできません(笑))

北海道にはいくつか離島がありますが、離島に市町村があるのは奥尻島にある奥尻町(おくしりちょう)、利尻島にある利尻町(りしりちょう)、利尻富士町(りしりふじじょう)、そして礼文島にある礼文町(れぶんちょう)です。
(天売島(てうりとう)や焼尻島(やぎしりとう)は本土の羽幌町(はぼろちょう)に属します)
今回の旅の範囲では奥尻町が該当するので、奥尻島に実際に行ってカントリーサインをゲットすることにしました。

奥尻島に行くには、江差(えさし)港からフェリーに乗ります。
(夏期は、江差の他に瀬棚(せたな)からもフェリーがあります)
「江差に宿を取って次の朝にフェリーで奥尻へ」…と思い江差の宿を探しますが、どこも満室…。
実はこの日、江差では江差姥神大神宮渡御祭(えさしうばがみだいじんぐうとぎょさい)というお祭り(しかも北海道一古いお祭りだとか…)があったそうで…それで満室だったんでしょうか(^^;
半分奥尻行きを諦めかけていましたが、奥尻のほうで空いている旅館を発見!
ということで、夕方のフェリーで江差から奥尻に向かい、奥尻で一泊することにしました。
ということで、昨日は江差から奥尻に向かっていました(^^;
江差港からフェリーに乗ります
奥尻への夕方の便ということもあり、人は少な目…

今日はこのフェリーに乗って行きます
江差港を出てすぐに見られた夕焼け
雲がかかっていますが綺麗でした

江差を離れ、奥尻に向かいます
2時間かけて奥尻港に到着

奥尻に着いたのは21時なのですが、フェリー乗り場をちょっと出るともう真っ暗!
何も目印がなくなるので、民宿を探して軽く迷子になりました(^^;;
それでも何とか到着して一泊…。
少々誇張気味の写真ですが(笑
ほんとこんな感じで真っ暗でした…


夜中、大雨の音で一度目が覚めました。
大雨でどうなるのか心配でしたが、朝には小雨になって一安心…。
イカ刺しがおいしかったです
写真ではフタ閉めていますが、ウニの一夜漬けも頂きました


奥尻島にはバスもありますが、観光するならやはりレンタカーです。
(自転車では1日で回るのはキツイです)
レンタカー代もガソリン代も「離島料金」ですが(ガソリンが1リットル164円…)、限られた時間内で観光するにはやはりレンタカーが便利そうです。
(江差~奥尻のフェリーにクルマも乗せられますが、片道だけでも2万円以上かかるので…)
ということで、レンタカーを借り出発!
最初に奥尻町のカントリーサインをゲット!
フェリー乗り場の入り口に誇らしげ(!?)に建っています


奥尻町のカントリーサインに4つのマークがあります。
左上が賽の河原(さいのかわら)、右上が宮津弁天宮(みやつべんてんぐう)、
左下が北追岬(きたおいみさき)、右下が鍋釣岩(なべつるいわ)です。
あと、この他スポットとして時空翔があります。
これらのスポットを巡ってみようと思います。
奥尻島のシンボルとも言える鍋釣岩(なべつるいわ)
お鍋の釣に似ていることから名付けられたそうです

今日一日の愛車、アルト号
マニュアル車でレンタルしました
久々のマニュアル車の運転で、かなりヘタになっていました(^^;
必然的に安全運転に…

奥尻町には、町内の地名ごとにも独自のカントリーサインがあります
カントリーサインに描かれるイラストはもちろんその地名にちなんだ名所などが描かれます

雨がやみ、時折青空を見せることもありました
気持ちいいドライブができます


青苗(あおなえ)にある奥尻島津波館に到着。
平成5年7月12日に発生した北海道南西沖地震に関する資料が展示されています。

早速津波館に入っていきます。
ガイドのおねーさんにマンツーマン(^^; で説明を受けます
「198のひかり」
198とは北海道南西沖地震で亡くなられた人の数です

島の遺跡から発掘されたヒスイの勾玉

地震発生後の奥尻の悲惨な状況を目の当たりにしました。
この時期はヒロシマ・ナガサキへ原爆が落とされたときの状況をニュースなどで見られる時期ですが、それと同じような光景が広がっていました。

今は真新しい建物が並んでいる奥尻の青苗地区。
地震発生直後、津波が襲い、火災で焼け野原となった状況からここまで復興するまで大変な苦労があったと思います。
そんな思いをかみしめつつ、津波館を後にしました。
地震で犠牲となった方の慰霊碑である時空翔(じくうしょう)
青苗の灯台
この灯台も地震のときは崩れていました

徳洋記念碑

ここでお昼の12時くらい。
実はレンタカーを借りるときに「島を一周するのに大体2時間くらい」と言われていました。
この時点でレンタカーを借りてから2時間くらいになりますが、まだ島の3分の1も回っていません(^^;
写真撮ったりでゆっくりしすぎました…。

ということで、ちょっとペースアップすることにしました。
奥尻空港
ちょうど1日1本の飛行機が到着していたときでした

奥尻西海岸へ
ちょっと雲行きが怪しくなってきました

西海岸にはいろいろな岩がそびえ立っています
これは無縁島です

こちらはホヤ岩
モッ立岩
コメントはあえて差し控えます(笑

カブト岩
北追岬(きたおいみさき)
神威脇温泉(かむいわきおんせん)
時間があったら温泉に浸かりたかったんですが…

幌内(ほろない)のほうに向かっていきます
山を上ったところから眼下を望む
「この先砂利道」
…自分のクルマだったらワクワクするところですが(笑)、レンタカーなので別の道を進みます

球島山
奥尻の東海岸が一望できます

奥には鍋釣岩も見えます
奥尻島に唯一(?)あった交通安全啓蒙看板
「B」は何を意味するのでしょうか!?

賽の河原(さいのかわら)
河原に石が積まれています
この石も地震の時は崩れ去ったそうです

稲穂ふれあい研修センター
元稲穂小学校です
地震で被災後復興しましたが、人口減少のせいか閉校しました

タイムカプセルのフタが空いていたのですが、いいのでしょうか!?(^^;
宮津弁天宮(みやつべんてんぐう)
いったん階段を下りてまた上る必要があります(^^;
が、階段を下りた先に細い道(旧道)があるので、そこまでクルマで行けば1回の上り・下りだけで済みます

うにまるパークセンター内にある佐藤義則野球展示室
佐藤さんは奥尻島出身だそうです


ここで返却時間である15時直前…。
時間いっぱい、ギリギリまで使いました(^^;
借りたときは「一周2時間」と言われましたが、実際は5時間かけてギリギリでした。
(しかも神威脇温泉には入っていないし、うにまるモニュメントは撮るのを忘れた(^^; )
普通にドライブするだけなら2時間で十分ですが、写真撮ったりゆっくり見て回ると5時間でも足りないくらいでした…。

最初は「江差に泊まり、朝のフェリーに乗って奥尻町のカントリーサインをゲットし、夕方のフェリーで帰る」という強硬スケジュールを考えていましたが、結果は奥尻島で前泊し、奥尻島で一日ゆっくり過ごしました。
天気はイマイチでしたが、奥尻での一日はとても楽しかったです。
奥尻で泊まってよかった。。

所々崖崩れ防止の工事をしているところがありましたが、見事に復興した奥尻島。
これからも頑張ってもらいたい…という思いをかみしめつつ、奥尻を後にします。
奥尻島のマスコットキャラクター、うにまるくん
奥尻といえばコレ! うに丼です
帰りのフェリーが到着しました
行きとは逆に、江差への夕方の便は混んでいます
一日過ごした奥尻を後にします
ドラを鳴らして奥尻を後にする方々を見送ってくれます
印象的なシーンでした

奥尻がどんどん離れていきます…
今回は短距離なので一番安い2等室にしましたが、カーペット敷きの部屋が混んでいるのでデッキに座っていました
足は伸ばせませんが、風が気持ちいいし写真が撮れるので私にとってはこっちがいいです(^^;

江差港に近づいてきました

フェリーはゆっくり進んでいく分、「離島に行く」、「離島を後にする」という感覚が強く出る乗り物だと思います。
飛行機は速いですが、「移動手段」という感じがして…。
フェリーに乗ると「これから行くぞ!」とか「思い出をありがとう」という気持ちにさせてくれます。

フェリーを降り、今日の宿泊地である乙部町(おとべちょう)に向かいます。
乙部町のカントリーサインをゲットして今日は終了!

今日のカントリーサインの回収は2つのみ。
ちょっと一休みという感じですが、その分奥尻島の魅力を十分に味わいました。
明日からはまたカントリーサイン集めです。

今日のゲット数:2
累計:30/179

#その後、ニュースで奥尻の道路の一部が崖崩れで通行止めになったそうです。
その前に帰れてよかった。。

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