昨年、JR最西端の駅から最東端の駅へ向かう旅に挑みました。
しかし2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響で計画変更を余儀なくされ、最東端まで行くことができませんでした。(計画変更したとはいえ旅自体は楽しめました)
いつかリベンジしたいと考えていましたが、2025年3月にJR最東端の駅が変わる…つまり現在の最東端の駅である東根室駅(ひがしねむろえき)が廃止されてしまうというニュースを聞き、「廃止される前に行かねば」と思い旅立つことにしました。
今回は前半は「北海道&東日本パス」、後半は「青春18きっぷ」を使用します。
また、前回は西から東へ向かいましたが、今回は逆に東から西へ向かうことにしました。
今回は無事最東端から最西端へ向かうことができるでしょうか…!?
★0日め
まずは根室に向かいます。
飛行機で行くなら釧路空港経由が早いですが、新千歳空港経由でも運賃が大差なかったので新千歳空港経由にしました。(所要時間はだいぶ差がありますが…)
成田空港(T3)→新千歳空港 07:40~09:25
成田から新千歳へ
春秋航空は初めて利用します
朝日がまぶしいです
新千歳空港に到着
松尾ジンギスカンで朝食(昼食?)
松尾ジンギスカンは空港内に2店舗ありますが、フードコート内のお店にしました
新千歳空港→南千歳(みなみちとせ) 2.6km
南千歳→釧路(くしろ) 12:17~15:50 304.5km
南千歳乗り換えで特急おおぞら5号で釧路へ
釧路→根室(ねむろ) 16:06~18:48 135.4km
根室本線(花咲線)でこの日の宿泊地である根室へ
根室駅
「日本最東端(有人駅)」とありますが、じきにカッコ書きが取れることになります…
★1日め
1日めにして今回の旅のヤマ場である東根室駅に向かいます。
東根室駅近辺にはホテルがないため、根室駅近辺のホテルに宿泊しました。
ホテルから東根室駅に向かうのですが、夏であれば歩いて行けばいいですが、冬場はそういうワケにはいきません。
雪は積もっていませんでしたが、朝5時の暗い中アイスバーンがある道を歩くのはリスクがあります。
あらかじめタクシーを予約し、ホテルからタクシーで東根室駅に向かうことにしました。
タクシーで東根室駅へ
この時間流しのタクシーなんてないので予約しておいてよかったです
まもなく廃止予定の東根室駅の写真をくまなく撮ります。
ちなみに私以外は誰もいませんでした…。
駅入口
駅名標
駅前風景
日本最東端の駅の碑
この碑がこの地にあるのもあとわずかです
ホーム
1. 東根室→釧路 05:34~08:05 133.9km
朝一番の列車に乗ります
東根室から乗ったのは私だけでしたが、手前の根室からはたくさんの人が乗っていて窓側が全て埋まるくらいの混雑具合でした
厚岸湖(あっけしこ)
ちょうど日の出の時間だったこともあり綺麗な景色です
釧路に到着
隣駅が書かれていない(ホームに対して直角方向に設置された)駅名標が個人的に好きです
2. 釧路→新得(しんとく) 10:34~14:39 172.1km
ここから長い鈍行列車の旅が始まります…
途中の帯広(おびひろ)を通り越し、新得へ到着
新得駅
駅構内のそば屋さんで昼食
3. 新得→新夕張(しんゆうばり) 16:00~16:57 89.4km
この区間は特急列車しか走っていないため、北海道&東日本パスや青春18きっぷのみで特急列車に乗れるという特例があります。
(この区間の特急(おおぞら・とかち)は全車指定席になりましたが、指定席の空席に座れます)
特急に乗れるからと言ってラクになるワケではなく、新夕張から先の普通列車が1日3本しかない(うち1本は朝の始発で乗り換え不可なので乗り換えできるのは2本だけ)ため、九州の宗太郎越え並の難易度です。
特急おおぞら8号に乗ります
新夕張に到着
吹雪!
新夕張駅
現在の石勝線が開通する前、近くに紅葉山駅(もみじやまえき)がありました
新夕張で降りたお客さんは私を含めて4名。
うち2名はここで降り、あと1名は私と同じく次の普通列車を待っています。
ただ、その方は次の駅で降りたので、南千歳まで乗り通したのは結局私だけでした(^^;
2時間近い待ち時間でしたが、暖房があって助かりました
Free Wi-Fiの案内の下に「FREE Wi-Fiの接続ちょっと待って!!」の張り紙
何かのワナでしょうか(^^;
4. 新夕張→南千歳 18:42~19:39 43.0km
駅で待つこと約2時間…ようやく普通列車が来ました
乗ったのは私ともう1人のみ…
南千歳に到着
5. 南千歳→苫小牧(とまこまい) 19:52~20:13 27.2km
この日の宿泊地である苫小牧に到着
★2日め
苫小牧→鵡川(むかわ) 10:21~10:50 30.5km
鵡川→苫小牧 11:11~11:40 30.5km
ちょっと時間があったので鵡川へ寄り道
6. 苫小牧→東室蘭(ひがしむろらん) 12:25~13:23 58.0km
東室蘭に到着
7. 東室蘭→長万部(おしゃまんべ) 13:56~15:23 77.2km
北海道の駅の中で一番海に近いと言われる北舟岡駅(きたふなおかえき)で対向列車行き違いのため数分停車
(行き違いがない場合は反対のホームに停車するので注意)
皆さん外に出て写真撮影していました
北海道一…いや日本一の秘境駅と言われる小幌駅(こぼろえき)
この列車で一番降りる人が多かったのがこの駅でした…
長万部に到着
長万部駅
遅くなりましたが、苫小牧駅で買った駅弁「北海道汐彩弁当」を頂きました
8. 長万部→新函館北斗(しんはこだてほくと) 16:20~18:57 94.4km(砂原経由)
2時間半かけて長万部から新函館北斗へ移動
9. 新函館北斗→新青森(しんあおもり) 19:41~20:38 148.8km
北海道~本州間は新幹線しか通っていないのですが、北海道&東日本パスや青春18きっぷだけでは新幹線には乗車できません。
この区間は青春18きっぷより北海道&東日本パスのほうが便利な区間で、青春18きっぷの場合はオプション券(4,500円)を購入し、道南いさりび鉄道線で木古内(きこない)まで行き、そこから新幹線で新青森に行くことになりますが、北海道&東日本パスの場合は新函館北斗から新青森の特定特急券(4,000円)で新幹線に乗れます。
特定特急券のほうが少し安い上に、新函館北斗から新幹線に乗った方が本数が多く、長万部方面から来た場合は新青森まで早く着くというメリットがあります。
はやぶさ96号で新青森に向かいます
仙台行きということもあり車内はガラガラでした
新青森に到着
ねぶたがお出迎え
新青森駅といえば…の東横インに宿泊
★3日め
新青森→青森(あおもり) 10:31~10:37 3.9km
10. 青森→秋田(あきた) 10:42~14:04 185.8km
一旦青森駅に行き、青森始発の秋田行きに乗ります
秋田に到着
駅ビル内のお店で昼食
極上親子丼です
11. 秋田→酒田(さかた) 15:40~17:27 104.8km
12. 酒田→新発田(しばた) 17:32~20:28 140.9km
13. 新発田→新潟(にいがた) 20:32~21:11 27.3km
この区間は雪による運休が多いですが、今回は遅れなく進むことができました
新潟駅
この日は大晦日
ささやかですがホテルで年越しそばを頂きました
★4日め
14. 新潟→長岡(ながおか) 08:55~10:09 63.3km
15. 長岡→直江津(なおえつ) 10:54~12:31 73.0km
2025年元日
新潟駅からスタート!
「まさかいくらなんでも寿司」で朝食
ます、さけ、かに、いくらが入っています
直江津に到着
駅入り口にあるそば屋さんで昼食
16. 直江津→泊(とまり) 13:15~14:45 68.7km
直江津からは第三セクターのえちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道線、IRいしかわ鉄道線、ハピラインふくい線を乗り継いでいきます
直江津から敦賀(つるが)までのきっぷは直接購入できないため、取りあえず途中の富山(とやま)まで買います
まずはえちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン)に乗ります
ちょうど1年前の2024年1月1日、この区間の頸城トンネル(くびきトンネル)で能登半島地震に遭いました。
ついこの前の出来事のように思えます。
今回は特に問題なく頸城トンネルを抜け、泊に到着しました
17. 泊→富山(とやま) 15:03~15:51 49.1km
18. 富山→金沢(かなざわ) 16:02~16:59 59.4km
19. 金沢→福井(ふくい) 17:17~18:37 76.7km
あいの風とやま鉄道線、IRいしかわ鉄道線、ハピラインふくい線を乗り継ぎます
20. 福井→敦賀(つるが) 18:47~19:25 54.0km
かつてこの区間を走っていた特急サンダーバードの代替とも言われる快速で敦賀に向かいます
敦賀に到着
無事に敦賀まで到着しました。
ここまで大きなトラブルや遅れもなくたどり着きました。
後半戦も無事進むことができるでしょうか。。
※次回の日記はコチラ