能登半島地震で被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。
※前回の日記はコチラ
★4日め
3日めに発生した能登半島地震のため、えちごトキめき鉄道の直江津(なおえつ)行きは名立駅(なだちえき)で運転取りやめとなりました。
運転再開見込みも全く立たないため、列車の中で一夜を過ごしました。
転換クロスシートだったのでまっすぐ横になれず寝づらかったです
えちごトキめき鉄道社員の方が食料を買い出ししてくれました
感謝です
名立駅で朝を迎えました
翌朝になりましたが、この日はえちごトキめき鉄道やその先のJR信越本線が終日運休と連絡が来ました。(←実際には夕方くらいには運転再開できたようです)
運休の代行として直江津駅までタクシー代行となりました。
タクシーで直江津駅までたどり着きました
直江津は4路線が乗り入れる鉄道の要衝ですが、どの路線も運休…
えちごトキめき鉄道の方より「ここから新潟駅(にいがたえき)まで高速バスが出ている」と情報をもらいました。
高速バスは問題なく運転している(ただし途中国道が通行止めになっているので迂回箇所あり)とのことなので、バスで新潟駅へ向かうことにしました。
駅前にもバスは通りますが、少し離れたところの乗り場が始点とのことなのでここまで歩きます
ショッピングセンターがあるのでそこで昼食を…と思いましたが、地震の影響で臨時休業でした
21. 直江津(なおえつ)→新潟(にいがた) 12:24~15:02
高速バスで新潟駅へ
鉄道が運休していることもあって、窓側・通路側共席が埋まるくらい満席でした
新潟駅へ到着しました
新潟駅に到着。
徐々に鉄道が運行再開と情報を得ましたが、あまりの疲れでこの日はホテルを予約して早めにチェックインすることにしました。
新潟駅近辺はホテルが多くあり予約しやすいので助かりました。
ラーメンで久々の温かい食事
★5日め
本来は、この日に北海道入りしている予定でした。
特急を使えば本来のゴールである東根室駅(ひがしねむろえき)には行けるのですが、特急を使ってしまうと今回の旅の趣旨から外れてしまうため、残念ですが今回の旅はここで断念することにしました。
(旅にトラブルはつきものなので仕方ないです)
これからどうしようと考えながらテレビで情報収集します。
羽田空港でJAL旅客機と海上保安庁の飛行機が接触
そして、余震も引き続き発生しています
日本海沿いの国道8号が通行止め
昨日乗った高速バスはこの部分を迂回しました
新潟近辺の鉄道は、一部を除いてほぼ復旧していました。
そして、何よりもJR北海道の各路線は(根室本線の東鹿越(ひがししかごえ)~新得(しんとく)間以外は)全路線平常運転!
この時期は雪でダイヤが乱れることが多いですが、この日は全て○印!
ということで、本来の旅の目的は果たせませんが、旅は続けることにしました。
ただし、本来は日本海に沿って白新線(はくしんせん)、羽越本線(うえつほんせん)、奥羽本線(おううほんせん)経由で青森を目指す予定でしたが、地震の影響を考慮し内陸経由にしました。
ちょうど青春18きっぷを使い切ってしまったので、「北海道&東日本パス」を買いました。
(青春18きっぷは12月31日までの発売なので、この日は「北海道&東日本パス」しか買えませんでした。ただこの後はJR東日本・北海道エリアしか通らないので問題ナシです)
22. 新潟→新津(にいつ) 08:55~09:14 15.2km
新潟駅を出発!
今のところ平常運転で問題なさそうです
23. 新津→会津若松(あいづわかまつ) 09:33~12:02 111.0km
磐越西線(ばんえつさいせん)で会津若松に向かいます
早出川
阿賀野川(あがのがわ)に沿ってノンビリと進みます
津川駅(つがわえき)
オコジョの「オコジロウ」がお出迎え
雲海が幻想的です
24. 会津若松→郡山(こおりやま) 12:20~13:36 64.6km
郡山に着いたときに交通が乱れていた場合は新幹線で東京に戻ることも考えましたが、今のところ平常運転。
旅を続行し、北へ進路を取ることにしました。
25. 郡山→福島(ふくしま) 13:41~14:26 46.1km
26. 福島→白石(しろいし) 14:40~15:16 34.0km
乗り換え時間がほぼない完璧な乗り継ぎで進んで行きます
27. 白石→仙台(せんだい) 15:20~16:07 45.0km
どんどん進んで行きます
28. 仙台→小牛田(こごた) 16:25~17:10 43.2km
順調に進んでいきます
29. 小牛田→一ノ関(いちのせき) 17:35~18:21 50.1km
日が暮れてきましたが順調です
30. 一ノ関→盛岡(もりおか) 18:29~20:07 90.2km
東北本線の終点・盛岡駅に着きました
31. 盛岡→八戸(はちのへ) 20:30~22:18 107.9km
盛岡から先は第三セクターのIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道ですが、「北海道&東日本パス」で乗車できます
32. 八戸→青森(あおもり) 22:21~23:54 107.9km
八戸駅の乗り換えは長時間待たさせることが多いのですが、今回は待ち時間ほとんどナシで乗り継いで青森までたどり着きました
夜の青森駅
★6日め
いつもであればここでホテルに宿泊…なのですが、この日はまだまだ移動します!
といっても鉄道は運行後なのでもうありません。
この時間でも運行しているフェリーに乗ります。
フェリー乗り場までは日中はバスがありますが、この時間はバスはないのでタクシーで向かいます
33. 青森港→函館港(はこだて) 02:00~05:50 113km
フェリーに乗り込みます
雑魚寝部屋ですが空いていたのでゆったり寝られました
函館港に到着
辺りはまだ真っ暗です
タクシーで函館駅に向かいます
辺りはまだ暗いですが、函館朝市は営業中です
ウニホタテ丼
自撮り用のスタンドがありました(私は自撮りしませんが…)
朝食を食べ終わった頃には明るくなってきました
34. 函館→長万部(おしゃまんべ) 08:18~11:12 112.3km
函館から北海道の鉄道旅スタート!
長万部に到着
今回の旅では、待ち時間は少なく(一番長い待ち時間は下関駅の40分)ここまで来ることができましたが、長万部駅では約2時間20分の待ち時間があります。
長万部駅を出て少し散策します。
かなや食堂はしばらく休業のようです(2024年2月時点でも休業中)
その隣の駅弁かなやも年末年始はお休みです(リサーチ済みでしたが…)
少し離れたところにあるラーメン屋さんで昼食
焼きあごだしが効いていておいしかったです
夏なら歩いて5分くらいですが、雪が積もっていてゆっくり歩いたので10分以上かかりました
35. 長万部→倶知安(くっちゃん) 13:29~15:02 81.0km
36. 倶知安→小樽(おたる) 15:17~16:27 59.2km
長万部~倶知安間は1両編成で、外国人の方が多くて超満員。
倶知安~小樽間は2両編成でしたが、座席は埋まり立っている人が多い状態でした。
ニセコに向かう方が多いのでしょうか…。
あまり旅気分を味わえないまま小樽駅へ…
37. 小樽→北広島(きたひろしま) 16:32~17:27 55.6km
38. 北広島→苫小牧(とまこまい) 17:29~18:14 49.4km
苫小牧駅に到着
この日は苫小牧駅近くのホテルに宿泊します
★7日め
最東端の東根室駅へ行くのはもう諦めていたので、2024年3月に部分廃止予定の根室本線(ねむろほんせん)の東鹿越~新得(ひがししかごえ~しんとく)に行くことにしました。
39. 苫小牧→南千歳(みなみちとせ) 11:16~11:37 27.2km
苫小牧といえばほっきめし!
南千歳へ向かいます
南千歳駅は昔は千歳空港へのアクセス駅でした
今は封鎖されていますが、この先に空港へつながる通路がありました
40. 南千歳→新得(しんとく) 12:25~13:47 132.4km
もう「特急を使わない」というこだわりは捨てたので、特急「おおぞら5号」で新得に向かいます
41. 新得→東鹿越(ひがししかごえ) 13:57~15:04 41.5km(鉄道の場合)
2016年の台風10号による災害で運休中の区間です。
残念ながら、運休中のまま2024年3月末をもってこの区間を含めた富良野(ふらの)~新得間が廃止される可能性が高いと言われています。
(この区間を2023年夏に巡ったときの日記はコチラ)
代行バスで東鹿越に向かいます
途中エゾシカがいました
今回の旅ではエゾシカと列車の衝突はなく、エゾシカを見たのはここだけでした
狩勝峠
落合駅(おちあいえき)と幾寅駅(いくとらえき)
幾寅駅は幌舞駅(ほろまいえき)としてこのまま残りそうですが、落合駅の方は取り壊しでしょうか…
東鹿越駅に到着
42. 東鹿越→滝川(たきかわ) 15:12~16:57 94.8km
滝川駅に到着
43. 滝川→岩見沢(いわみざわ) 17:15~17:54 42.9km
岩見沢駅に到着
44. 岩見沢→札幌(さっぽろ) 18:05~18:47 40.6km
札幌駅に到着
45. 札幌→千歳(ちとせ) 19:00~19:31 41.0km
千歳駅に到着
この日は千歳駅近くのホテルに宿泊します
この日はジンギスカン
張り紙で少々ビビりましたが、このお店はプロゴルファーの方が多く来店し、プロゴルファーの方への盗撮対策なんだそうです
ソフトカツゲンも忘れずに!
★8日め
この日は予備日として、万が一北海道内の鉄道が乱れたときの移動用として確保していましたが、無事ここまで来られたのであとは東京に戻るのみです。
帰りは飛行機を予約しているので新千歳空港でゆっくり過ごします。
46. 千歳→新千歳空港(しんちとせくうこう) 5.6km
千歳駅から出発します
約7分で新千歳空港に到着
駅前にある北海道と本州の比較図
釧路~小樽はだいたい東京~京都と同じくらいです
この日はまだ羽田行きの欠航が多く、人が多かった印象です
(私は成田行きなので通常運行でした)
ゲームセンターや映画館もあって時間がつぶせます
新千歳空港温泉
大人2,600円(貸しタオル・浴衣つき)
仮眠スペースもあります(ただし夜間は割増料金があります)
私が行ったときは露天風呂が工事中でした
休憩処
誰もいなかったので私はここでPC作業していました
冬期間は展望デッキは閉鎖されています
代わりに、室内からある程度展望できます
北海道ラーメン道場のえびそば一幻
20分くらい並びました
えびしお(チャーシュートッピング)を選びました
飛行機の時間までノンビリ過ごします。
帰りはPeachの便を予約しています。
新千歳空港→成田空港(T1) 19:55~21:45
新千歳空港はPeach専用の保安検査口が一番奥にありかなり歩きます
北海道最後のごはん
石狩鮨です
北海道最後のデザート
空港ソフトです
飛行機に乗って約2時間、成田空港に到着
色々ありましたが、無事成田空港まで戻ってきました。
当初の目的であるJR最西端の駅(佐世保駅)からJR最東端の駅(東根室駅)を結ぶ旅は達成できませんでしたが、印象深い旅となりました。
いつかリベンジしたいと思っていますが、そのときは新潟駅(または名立駅)から再開とするのか、佐世保駅からやり直すのか、悩ましいところです。。