日光街道の旅2ndシーズン・その7(大沢~日光坊中)

2012年11月28日水曜日

[歩]日光街道

t f B! P L
※前回の日記はコチラ

日光街道の旅2ndシーズン・その7
((19)大沢(おおさわ)~(20)今市(いまいち)~(21)鉢石(はついし)~(G)日光坊中(にっこうぼうちゅう))
曇りのち晴れ

紅葉の見頃を終え,そろそろ冬支度といった感じの日光.
その日光を目指し,日光街道の旅最終章のスタートです.
JR宇都宮(うつのみや)駅から前回のゴール地点までバスで向かいます
前回のゴール地点の少し前から再開!
杉よりカエデが綺麗です

アスファルトの上より土の上を歩くのが気持ちいいです
…が,ここもやはりカエデが綺麗です(^^;

杉並木寄進碑(すぎなみききしんひ) (撮り直し)
車道を杉並木からバイパスする工事をしていました
王子神社と大イチョウ
大沢宿は何度か大火に見舞われており,宿場町を偲ぶような建造物が残っていません

水無(みずなし)一里塚
左右両側現存しています

石柱にお地蔵さんが彫られてます
ここは車道が杉並木の外になり,歩きで存分に杉並木を堪能できます
来迎寺(らいげいじ)と十九夜塔
さくらすぎ
一本の木が桜と杉に分かれています

七本桜(しちほんざくら)一里塚
塚の上は根本に大きな空洞がある杉が植えられています
この空洞に4人くらい入れることから「並木ホテル」と言われています

4人はキツそうですが(^^; 2人くらいは寝られそうです
セキュリティ性はゼロですが(^^;

東武日光線のガードをくぐります
杉並木をちょっと外れると普通の街並みが(^^;

ひょんなところに日光市役所が出てきますが,ここは旧今市(いまいち)市役所です
吸収合併される側の役所が本庁になるのは珍しいのではないでしょうか…

今市の追分け
左側が日光街道,右側は日光例幣使街道(にっこうれいへいしかいどう,現:国道121号)です

今市の追分けにある追分け地蔵
この辺りから今市宿内になり,急に賑やかになります
報徳二宮神社(ほうとくにのみやじんじゃ)
境内にはリアルな二宮尊徳像があります

本堂の裏手にある二宮尊徳の墓
報徳二宮神社の隣にある如来寺(にょらいじ)
いまいちの水
「いまいち」とひらがなで書かれるとより一層「今ひとつ」感が強まってしまうのは私だけでしょうか…(^^;

今市町道路元標と旧会津西街道相之道通りの標柱
今市宿市縁ひろばの入口にある今市宿の標柱
明治天皇御小休の蹟と,ここにもあったおいしい水
今日のゴール,日光坊中まであと7キロ
瀧尾神社(たきのおじんじゃ)
境内のカエデが綺麗でした
日光街道からちょっと外れて寄り道
杉並木公園へ入っていきます

朝鮮通信使の客館跡
この公園ではたくさんの水車が見られます
杉並木鑑賞広場
杉よりカエデを鑑賞しました(^^;

そば粉挽き水車小屋とカラクリ水車
カラクリ水車のほうは,水車の回転軸についた突起で杵を動かし臼を突く仕組みです

旧江連家(えづれや)
報徳庵
ここで「金次郎そば」を頂きました

旧江連家のすぐそばにある瀬川一里塚
看板が倒れかかっていますが…

反対側は杉並木を外れた国道沿いからでも確認できます
車両進入禁止でクルマを気にせず歩けます
砲弾打込杉
ちょっと見にくいですが,右の写真に写っている2つの凹みが戊辰戦争のときの砲弾だそうです

野口薬師堂と石の釣鐘
ここは龍蔵寺跡です

並木太郎
並木の中で一番大きな杉だそうです

銀杏杉
杉の根元が銀杏のように広がっていることより名がついたそうです

筋違橋(すじかいばし)の橋の下にある麻疹地蔵
「橋の下」→「はしか」ということで麻疹を治してくれる地蔵です

ここも看板が倒れかかっていますが(^^;
ある外人が石屋に頼んで座りやすい石に加工してもらい,ここに座って杉を鑑賞したと言われる「異人石」
その異人石に座って見た杉が右の写真

JR日光線のガードをくぐり,さらに杉並木に入ります
ここもカエデが綺麗でした
JR日光駅と駅前にあるおいしい水
こちらは東武日光駅
こちらにもおいしい水がありました

左手は火事!?
…と思いきや夕焼けと雲が相まって綺麗な景色でした
稲荷神社と境内にある西行戻し石
メインストリートは人が多いですが,ちょっと道を外すと人がおらず静かです

ここにもおいしい水!
龍蔵寺(りゅうぞうじ)と戊辰戦争隊士の墓
5月頃は「六尺藤」が見頃になるそうです

日光総合支所
元・日光市役所です


日光駅から日光坊中(にっこうぼうちゅう)(東照宮(とうしょうぐう))に向かうメインストリートが,日光街道最後の宿場の鉢石宿(はついししゅく)の宿内です.
東海道五十三次ではゴールの三条大橋(さんじょうおおはし)から最後の宿場の大津宿(おおつしゅく)まで距離がありましたが,日光街道は鉢石宿からゴールの日光坊中まですぐ近くで,実質鉢石宿がゴールのようなものです.

鉢石宿の名の由来になった鉢石がこの近くにあるはずなのですが,なかなか見つかりません….
そうしているうちに日がどんどん傾いてきたので,まずはゴールの東照宮を目指すことにしました.
日光橋(にっこうばし)(神橋(しんきょう))の近くにある磐裂霊水(いわさくれいすい)
看板には「日本で最もおいしい水」と書いてあります

日光にはおいしい水ばかり…と思ったらこういうこともあるので要注意です(w
日光橋の隣に架かる神橋
神橋は将軍と勅使しか渡ることができなかったため,一般人の通行のために架けられたのが日光橋
神橋は錦帯橋(山口県),猿橋(山梨県)と並んで日本三大奇橋と呼ばれています
(神橋の代わりにかずら橋(徳島県)の説もあり)


いよいよ日光坊中に入っていきますが…
ライトアップしないと見えない時間になりました└|゚ロ゚;|┘
周りは真っ暗ですが,取りあえず参道の方向へ…
ここから先は有料のところ
なーんにも見えません(w
もちろん拝観時間が過ぎているので中に入れず…

何が写っているかわかりませんが,取りあえず五重塔(w

ということで,せっかく日光坊中に来ましたが,中は全く見ることができませんでした..
日光駅に着いた時点で既に日が傾きかけていたので諦めていましたが..

ただ,鉢石宿の名の由来になった鉢石だけは諦めきれませんでした.
ネットで詳細の場所を調べ直します.
日本生命の看板が目印
ここの路地を入っていくと…鉢石がありました!
事前情報では「鉢石はこちら」的な看板が目印とありましたが,そんな看板はありませんでした…
見つかるワケがない…


ということで,最後は少々後味が悪い終わり方でしたが,無事日光街道を制覇しました.
今年の5月から歩き始めて約半年..
五街道の中で距離が一番短いこともあり,年内に終わらすことができました.

これで五街道のうち,東海道と日光街道の2つを制覇!
次回は早速宇都宮から分岐する奥州街道の旅が始まります.

日光街道の旅


現在地:(G)日光坊中
今回進んだ宿場:2
今回進んだ距離:15.7km
今回歩いた歩数:42,287歩

※次回(奥州街道)の日記はコチラ

ブログ アーカイブ

このブログを検索

自己紹介

自分の写真
旅行好きのオッサンです.

contact

名前

メール *

メッセージ *

QooQ