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東海道五十三次の旅・その4
((6)藤沢(ふじさわ)~(7)平塚(ひらつか)~(8)大磯(おおいそ))
晴れ時々曇り
東海道五十三次の旅の4回目.
今回は藤沢宿(ふじさわじゅく)から出発して平塚宿(ひらつかしゅく)を経由し大磯宿(おおいそじゅく)を目指します.
藤沢宿から平塚宿までは13.7kmあります.
東海道五十三次の宿間は10km以上だと「長い」ほうになります.
逆に平塚宿から大磯宿までは2.9kmで,これは御油宿(ごゆしゅく)~赤坂宿(あかさかしゅく)の1.7km,石薬師宿(いしやくしじゅく)~庄野宿(しょうのじゅく)の2.7kmに次いで3番目に短い宿間です.
今日はそんな道のりを進んでいきます.
見附跡
この辺りが藤沢宿の西端です
薬師如来(やくしにょらい)
メルシャンワイン工場の門の脇に佇む地蔵さん
四谷不動(大山道標)
一里塚跡
ここから先,綺麗な松並木が続きます
平塚まで8km
そして,静岡までは123km…
長い道のりです
茅ヶ崎(ちがさき)一里塚
茅ヶ崎駅の近くにあります
途中の鳥井戸橋(とりいどばし)のところに南湖の左富士の碑があります.
東海道は富士山の南側を通っているので,江戸から京都へ向かうときは普通は右手に富士山が見えるのですが,この付近は南北に道が通っているので左手に富士山が見えます…晴れていれば(笑)
このように左手に富士山が見えるところは「左富士」として名所になっています.
ここの他,吉原(よしわら)の左富士(静岡)が有名です.
晴れていればこの先に富士山が見えるハズなんですが…
この日は曇りで見えず…残念
お次は旧相模川橋脚.
相模川は今はこの先の馬入橋(ばにゅうばし)で渡るのですが,大昔はこのあたり(現在の小出川(こいでがわ)付近)に相模川があったそうです.
その証拠となる橋脚の跡が関東大震災の時に出現しました.
旧相模川橋脚
水面の上に見えているのはレプリカで,本物は地中に埋まっているそうです
橋脚の碑の裏側にあったヒントボックス
トレジャーハンター的なものでしょうか(^^;
現在の小出川
右側は新湘南(しんしょうなん)バイパスです
さらに進んで馬入橋で相模川を越え,ここから平塚(ひらつか)市になります.
馬入橋を渡ります
旧東海道は馬入橋ではなくこちらのほうなのですが,それらしき跡は見つけられませんでした…
馬入橋から相模川を望む
大勢人が集まってます(^^;
陸軍架橋記念碑
「汗血」の字が目立っているのが印象的です
静岡方面から東京方面へ国道1号を進むとき,この馬入橋で2車線から1車線に車線減少するので,左側車線をボーッと走っていると脇道に逸れます.
学生時代のときよくここを通ってハマっていたのでよく覚えていて,ここにあるホテルをずっとラブホだと思ってました(爆
今改めてちゃんと見ると普通のホテルでした...ゴメンナサイ(・・;;
どなたか外見だけでラブホか普通のホテルか見分ける方法をご存じの方は教えてください(w
馬入橋を渡り,国道1号から逸れて旧道に入ったところあたりから第7宿場,平塚宿です.
馬入(ばにゅう)の一里塚
平塚市内は東海道に関する解説がキチンと整備されていて好感持てます
1mくらい誤差の範囲内ではないでしょうか(^^;
平塚宿江戸見附(えどみつけ)跡
平塚宿脇本陣(わきほんじん)跡
平塚宿高札場(こうさつば)跡
平塚宿東組問屋場(ひがしぐみといやば)跡
高札場跡と問屋場跡は道路を挟んで向かい合わせにあります
平塚宿本陣(ほんじん)旧跡
本陣旧跡碑
シャッターにかかってますがジャマではないのでしょうか?(^^;
平塚宿西組問屋場跡
要法寺
要法寺境内にある浄行菩薩
…身体の悪いところありすぎて洗い切れません(w
平塚の塚 (追記:この写真は公園の全景です)
墓として築かれたこの塚が平らだったことから「平塚」という地名が生まれたそうです
平塚の碑 (追記:この写真が平塚の塚(墓)です)
平塚宿京方見附跡
平塚宿の西端です
平塚宿にある跡を回り,京方見附跡を過ぎるともう大磯(おおいそ)です.
平成の一里塚
東海道の一里塚とは関係ありませんが,花水川(はなみずがわ)から眺める高麗山(こまやま)を眺められる場所です
花水橋(はなみずばし)から高麗山を望む
高来神社
化粧坂(けわいざか)ふもとにあるそば屋さんでちょっと遅めの昼食
これは「化粧(けわい)そば」なのですが,「けしょうそばください」と注文してしまったのはナイショです(w
化粧坂の名の由来になった化粧井戸(けわいいど)
この井戸水を使って化粧をしていたそうです
化粧坂の一里塚
旧東海道は線路を斜めに横切った方向なのですが,踏切はないので地下道を進みます
住宅街になっても松並木が美しいです
日枝神社
秋葉神社と延台寺
大磯宿北組問屋場跡
小島本陣跡の写真を撮っていると,おじいちゃんが話しかけてくれました.
この小島本陣跡に構えるそば屋「古伊勢屋」は四代続くそば屋さんだそうです.
建物はあまり古さがありませんが,代が変わるたびに立て替えているそうです.
その他,大磯は建築制限で消防署など特別な建物以外は高さがある建物を建てられず,景観を保っていることや,この先にある「地福寺(じふくじ)」に島崎藤村の墓があるなど色々教えてくれました.
大磯宿小島本陣跡
地福寺(じふくじ)
境内には梅の木がいっぱい
島崎藤村の墓(上)と静子夫人の墓(下)
尾上本陣跡
おじいちゃんには「ゆっくりしていってください」と言われましたが,今日はここまで….
今日は宿間が長いところと短いところのアンバランスな区間で,後半のほうが濃い旅になりました.
現在地:(8)大磯
今回進んだ宿場:2
今回進んだ距離:16.6km
残り宿場:46/54 ※「54」は三条大橋を含めた数
残り距離:426.7km/492.1km
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