東海道五十七次の旅・その3（枚方～高麗橋）

※前回の日記はコチラ

東海道五十七次の旅・その3
（(56)河内国・枚方（ひらかた）～(57)河内国・守口（もりぐち）～(G)摂津国・高麗橋（こうらいばし））
曇りのち晴れ所により小雨

前日は観測史上最大を記録するような大雨と強風．．
せめて大雨か強風のどちらかだけであれば旅を続けようと思ったのですが，大雨と強風の合わせ技では傘も役に立ちません．
ということで，雨天順延で1日休みました．
当日は大阪に宿を取っていましたが，翌日は取っていなかったので旅をして直帰という強行スケジュールを取りました．

ということで，一日遅れでスタート！
前日のゴール地点の大日（だいにち）駅からスタート！
この日も前日の続きの淀川（よどがわ）の土手からスタートしますが，今日は程なくして土手から降ります
守口（もりぐち）市内はこのような「京街道」のプレートが目印です
正迎寺
阪神高速守口線の下をくぐります
住宅街の細い路地を進みます

間もなく東海道五十七次の最後の宿場，守口宿（もりぐちしゅく）に入ります
一里塚の石標をモチーフにしたプレート
そのモチーフにされた一里塚である守口一里塚
ここが守口宿の入口です
瓶橋（かめばし）の跡
「口を守ること瓶のごとし」を「守口」にかけて命名されたそうです
盛泉寺角にある道標
右の写真の道標には「右 大」と書かれていますが，おそらく「大坂」と書かれていたのでしょう
守口宿本陣跡
八島（やしま）交差点
ここは鋭角に斜め左折します
斜め左折すると上り坂になります
ここは文禄堤（ぶんろくづつみ）です
豊臣秀吉が整備させた淀川の堤です
「右 ならのざきみち」と書かれた道標
古い建物が並びます
本町橋と橋から見た守口市（もりぐちし）駅
こうして見るといかにも「堤」だということがわかります
国道1号に合流し，しばらく国道1号を歩きます
青看板に「梅田新道」の字も出てきました
国道1号の535キロポスト
下に小さく「+5.0m」と書かれているのが細かい！
（5m手前が交差点内に入ってしまうため…）

いよいよ大阪市（おおさかし）に入り，ゴール地点である高麗橋を目指します．
大阪市に入りました
大阪市内はこのプレートが京街道の目印です
アーケードの商店街を抜けます
商店街の中にも「京かいどう」の石標があります
古市橋
下の写真の奥に見えるのは京阪本線の電車
関目5交差点
大都市らしく，大通り同士の交差点になってきました
旧道沿いにあった旅館
また商店街を通ります
途中大通りを離れますが，このマークが目印です
飲酒運転は絶対ダメなんですが，なぜパチンコ屋がアピールするのかは謎です（＾＾；
榎並地蔵
新京橋商店街の中を歩きます
途中の分岐点は斜め右折します
新京橋商店街出口
JRのガードにも「京街道」と書かれています
京橋駅前
こんな都会の中歩いている姿はかなり浮いていると思います（爆
京橋道標
「右 大和　左 京みち」と書かれています
京阪京橋駅から京阪本線に沿って歩きます
のだばし址
京橋と京橋川魚市場跡
京橋から見た大阪城天守閣
最後を飾るべく（！？）いい天気になってきました
大坂城主の丸石垣
大坂城の石垣を移築復元したものです
ビルの合間に見える青空
天満橋（てんまばし）
八軒家船着場跡
三十石船，伏見二十石船などの発着所です
天神橋（てんじんばし）
今橋（いまばし）

今橋を左折するといよいよ高麗橋です．
これが高麗橋
すぐ脇は阪神高速のランプになっています
里程元標（りていげんぴょう）跡
昔，西日本の里程元標はこの高麗橋が指定されていました
現在は梅田新道（うめだしんみち）が指定されていて，ここには跡を示す石標が建っています
高麗橋の下を流れる東横堀川（ひがしよこぼりがわ）
高麗橋を反対側から
今橋跡
こちらは「今の今橋」
京阪の北浜（きたはま）駅で終了
右の写真は北浜駅名物（？）のはみ出し停車

長い道のりを経て，東海道五十七次の終点，高麗橋まで着きました．
スタート時は曇り空でしたが，ゴールした頃は晴れて有終の美を飾れたという感じです．
京都の三条大橋はいかにも観光地という感じでたくさんの人で賑わっていましたが，高麗橋付近はほとんど人はおらず，静けさの中ゴールを迎えました．

高麗橋は（東京の）日本橋（にほんばし）に似て，下には川が流れ，上には都市高速が走っています．
日本橋のほうは現在も国道（現道）なのでクルマの通りが多めですが，高麗橋は旧道なのでクルマの往来が少なく，静かな雰囲気というのが日本橋とは違うところです．

1年半に渡って歩いてきた約550kmの旅が終わりました．
次は別の五街道を歩いてみようと思います．

東海道五十七次の旅
今度こそ本当に完

現在地：(G)高麗橋
今回進んだ宿場：2
今回進んだ距離：17.5km
今回歩いた歩数：22,876歩