甲州街道の旅・その5(与瀬~鶴川)

2013年11月10日日曜日

[歩]甲州街道

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※前回の日記はコチラ

甲州街道の旅・その5
((14)相模国・与瀬(よせ)~(15)相模国・吉野(よしの)~(16)相模国・関野(せきの)~(17)甲斐国・上野原(うえのはら)~(18)甲斐国・鶴川(つるかわ))
曇り

前回の旅でやっと東京から離れ神奈川県入りしましたが,今回はもう山梨県入りします.
前回のゴール地点,相模湖駅からスタート!
相模湖駅前の国道20号は第14宿場,与瀬宿(よせしゅく)の宿内ですが,昔の面影はありません…
「明治天皇小休止址碑と与瀬本陣跡
表札に「旧本陣」と書いてあったのですが,資料がなく本当かどうかわかりませんでした…
(中は民家のようです)

慈眼寺(じがんじ)の入口
中央道の向こう側にあるので歩道橋を渡ります
この手前も上り坂なのでちょっとキツイです

慈眼寺(じがんじ)
慈眼寺の隣にある與瀬神社(よせじんじゃ)の入口
やっと山門に着いたと思ったら,さらに石段が!
初っぱなからキツイです…

與瀬神社と山腹から見た相模湖
かなり高いところまで上りました

写真上の階段を上るのが旧甲州街道のようですが,上った先は民家しかなかったので,少し戻って写真下の階段を上ります
お風呂のフタで補強した(爆)高速道路の管理用道路のようなところを進みます(^^;
先を進むと結局さっき見えた風景のところに戻ります
(相模湖を避けるために迂回したルートになっているのだと思われます)

本来は上の写真にあるラーメン屋のあたりに道があったそうですが,今はないので少し迂回して進みます
ここもやはり上り坂ですが,途中で見える相模湖が綺麗です
「秋葉神社」と書かれた竹でできた鳥居
本堂が見えないのですが,まさかこのプレハブ小屋が本堂??

「子の入」の道標
わかりづらいですが,ここは斜め左の細い道を進みます

中央道を渡って進みます
この日は中央道を何回跨いだことか…(^^;

「桜野」の分岐
ここは左折しますが,すぐ右に観福寺(かんぷくじ)があります

「矢部」の道標
この薄暗い道を進むのが旧甲州街道ですが,本当に合っているのか不安になるような薄暗さです…

薄暗い道の出口にある「椚戸」(くぐど)の道標
道標を見つけたことで「間違っていなかった」と確信しました(^^;

中央道相模湖インターと国道20号の交差点の上を通ります
この先は急な下り坂
吉野宿(よしのしゅく)の高札場(こうさつば)跡も下り坂の途中にあります

国道20号に合流
ここから第15宿場,吉野宿の宿内です

「聖蹟」と書かれた碑
ここが吉野本陣跡です

古民家を改装した郷土資料館
無料で見学できます

吉野橋
この下流側に「小猿橋」が架かっていたそうです
この先の大月(おおつき)の手前にある猿橋(さるはし)と同じ構造だったそうです

樹齢300年のエノキ
この辺りに藤野一里塚(ふじのいちりづか)があったので,一里塚跡かも知れません

八王子の追分で分かれた陣馬街道(じんばかいどう)がここで合流
山の中腹に置かれた巨大なラブレター
ここは斜め左折して旧道を進みます
しかし,進んでみると行き止まり!?
獣道のような道が続いているので進んでいきます
電灯があるので「合っているだろう」と勝手に推測(^^;

進んでいくと明るくなってJR中央本線のそばに到着
跨線橋を渡ります

国道20号に合流してすぐの場所にある関野本陣跡(せきのほんじんあと)
この辺りが神奈川県最後の宿場,第16宿場・関野宿の宿内です

増珠寺(ぞうしゅじ)
お地蔵さんがたくさんいます

裏の入口から入ったので参道から出ようと思ったのですが,柵が閉まっています(^^;
(手で開けられたので問題なかったですが…)
すぐ先が車道なので飛び出し防止かも知れませんが…

庚申塔に刻まれた「関野宿講中」の文字
かつて宿場だったとは思えないような静かな雰囲気です


「坂の上」道標
この道標を目印に斜め右折するのですが,もっと目立つ目印が…

ウルトラマンのオブジェ!
クルマのナンバーをよく見ると「富士山」ナンバー
…ということは,最近登録したクルマをオブジェにしているようです

御留坂(ごりゅうざか)道標
ここを斜め左折して坂を下っていきます

国道20号に合流し,下小渕下(しもこぶちした)道標で斜め左折します
境沢橋(さかいさわばし)まで来ました

神奈川県最後の宿場・関野宿は県境にふさわしく(?)静かな宿場でした.
いよいよ境沢橋を渡り,甲斐国・山梨県に入ります.
境沢橋を渡り,山梨県入り!
…しかし看板がないので山梨県入りした感じがしません(^^;

少し先に進むと橋が見えますが,この橋は渡らず,Uターンするような感じで大きく右折します
橋の近くまで行って振り返ると,やっと「山梨県上野原市(うえのはらし)」の看板がありました
九十九折りの上り坂ですが,この坂を「乙女坂」と呼んだそうです
乙女が上ったら大変そうですが…(^^;
色づき始めた木々と相模川が綺麗です

坂の頂上までもう少し…というところにある諏訪番所跡(すわばんしょあと)と諏訪関跡碑(すわせきあとひ)
やっと頂上が見えてきました
諏訪神社(すわじんじゃ)
諏訪番所は当初この諏訪神社に置かれていたそうです

またまた中央道を跨ぎます
上野原インターの近くです

朱色の鳥居と本堂が鮮やかな疱瘡神社(ほうしんじんじゃ)
入口には塚場一里塚(つかばいちりづか)の案内板があります

塚場一里塚跡
…周りの残土を集めただけ…ではないですよね(^^;

さらに進んで国道20号に合流
第17宿場・上野原宿の宿内に入ります

コンビニなどお店が全くなかったので,たまらずラーメン屋で昼食(^^;
上野原インター,上野原駅への入口となる交差点
普通,市街地からインターより駅の方が近いものですが,上野原はインターの方が市街地に近く(1km),駅へはここから2kmほどあります

上野原宿内でもあり,上野原市街地でもある国道20号を進みます
ホテルルートイン上野原
ここに脇本陣が置かれていたそうです
今では一般人でも利用できる宿です(^^;

本町一丁目バス停の脇道を進んだところにある本陣跡
門構えだけですが当時の面影を残しています

上野原小学校の校庭内にある樹齢850年のケヤキ
国道20号と「あきる野・小菅(こすげ)」方面の県道との分岐ですが,ここはどちらでもなく,青看に載っていない斜め左の細い道を進みます
この辺りは看板がなくわかりづらいのですが,写真下の場所を斜め右折します
「迷子になっているんじゃないか…」と不安になりそうな道を進むと国道20号の歩道橋があるので,渡って野田尻(のたじり)方面に進みます
遠くに見える,鶴川(つるがわ)に架かる鶴川橋(つるかわばし)
眺めがいいです

クルマは九十九折りの道を進みますが,歩きはショートカットができます
鶴川橋
遠くに見えるのは中央道


鶴川橋を渡ると第18宿場・鶴川宿(つるかわしゅく)に入ります.
「鶴川」の読みですが,川の名前は「つるわ」,橋の名前は「つるわばし」と「か」が濁ったり濁らなかったりします.
上野原市の現在の地名は「つるがわ」なのですが,宿の名前は「つるかわ」と記しているのが多いようなので,この日記でも宿名は「つるかわ」と表記しました.
道標とちょっとした庭園がお出迎え
「鶴川宿」の石標もあります
昔の面影はありませんが,市街地からも駅からも離れたこの地に集落があるのがかつての宿場町を思わせます
この道を斜め左折するのが旧甲州街道ですが,バスは直進方向しか通っていないので今日はここまで…
富士急山梨バスで上野原駅に戻って帰ります
ちなみに富士急山梨バスはSuica・PASMO使用可です


市街地から離れた静かな宿場町・鶴川で今日の旅は終了です.
この日は距離こそ短めでしたが,アップダウンがかなり多く結構疲れました.

前回の旅で神奈川県入りしましたが,相模原市のほんのわずかな場所しか通っていないためあっという間に過ぎました.
(以前は相模湖町(さがみこまち)と藤野町(ふじのまち)の2つの町の市街地でした)
これからしばらくの間は,甲州街道で最も長く通る県である山梨県の甲斐路を進みます.

現在地:(18)鶴川
今回進んだ宿場:4
今回進んだ距離:12.3km
今回歩いた歩数:25,914歩

残り宿場:27/45 ※「45」はゴール(下諏訪)を含めた数
残り距離:135.2km/210.8km

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