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甲州街道の旅・その7
((22)上鳥沢(かみとりさわ)~(23)猿橋(さるはし)~(24)駒橋(こまはし)~(25)大月(おおつき)~(26)下花咲(しもはなさき)~(27)上花咲(かみはなさき)~(28)下初狩(しもはつかり)~(29)中初狩(なかはつかり)~(30)白野(しらの)~(31)阿弥陀海道(あみだかいどう))
晴れ
今日もいつもの通り前回のゴール地点まで電車で向かっていたのですが,電車に乗ってからデジカメの予備バッテリーと万歩計を忘れたことに気づきました└|゚ロ゚;|┘
今更戻るわけにもいかないので,写真撮影は節約モードでいきましたが,万歩計はどうすることもできません….
出鼻をくじかれましたが,めげずに今日もスタートです!
前回のゴール地点,鳥沢駅(とりさわえき)からスタート!
2軒並んだ古民家
右側が旅籠叶屋跡
セブンイレブン大月鳥沢店
明治天皇駐蹕地碑(めいじてんのうちゅうひつちひ)
上の写真のセブンイレブンからここまでが上鳥沢本陣跡だったそうです
ここを斜め右折して細道に入ります
馬頭観音(ばとうかんのん)
さわやかな秋晴れで景色がいいです
「この先行き止まり」とありますが,構わず進みます
酷道慣れしているのでこんなことでは物怖じしません(^^;
行き止まりですが,獣道(?)があったので脱出成功です(^^;
ウルトラマンシリーズのオブジェがありました
何を訴えているのかはわからなかったのですが…
ここで斜め右折します
直進方向は国道20号の新猿橋(しんさるはし)です
第23宿場・猿橋宿(さるはししゅく)に着きました.
猿橋は錦帯橋(きんたいきょう・山口県岩国市)に続く日本三奇橋の一つと言われています.
※錦帯橋,猿橋に続く3つめは愛本橋(富山県黒部川),神橋(栃木県大谷川)など諸説あるようですが,錦帯橋と猿橋は堅い(?)ようです.
「猿橋」の看板通り進みます
猿橋を渡ります
霜が降りていて滑りやすかったです(^^;
奥に見える赤い橋は国道20号の新猿橋
手前に見えるのは水道橋のようです
下の方から見たところ
渓谷に架かる橋桁がない橋
見事な造形です
橋のたもとに芭蕉句碑がいくつかありました
大黒屋旅館
猿橋のすぐ隣にある道の橋も「新猿橋」
国道20号も「新猿橋」なので,「新猿橋」が2つあります..
猿橋の町並み
廿三夜塔(にじゅうさんやとう)
今日の旅ではこうした廿三夜塔がいくつか見られました
庚申塔(こうしんとう)
こちらも今日の旅でいくつか見られました
庚申塔があるカーブの右側にある一里塚跡
「猿橋」と書かれていますが「殿上一里塚(とのうえいちりづか)」です
一里塚の少し先の上り坂の途中にある分岐を斜め右折します
ここから第24宿場・駒橋宿(こまはししゅく)の宿内になります
東電駒橋発電所の送水管
近くで見ると迫力です
電柱に「送水管を横しすぐ左の細道へ」と書かれています
「何のこっちゃ…」と思いましたが,旧甲州街道のルートのヒントでした
「横し」って…(^^;
ということで,ここを斜め左折して坂を上ります
JR中央本線を踏切で渡ります
すごいカントのせいでバリアフリーではありません…
国道20号に合流しますが,すぐ斜め右折して細道に入ります
厄王大権現(やくおうだいごんげん)
秋葉常夜灯がありました
表札に橿屋(かしのや)と書かれています
旅籠屋だったのでしょうか…
遠くに見える岩殿山(いわどのやま)
岩殿城跡(いわどのじょうし)があります
第25宿場・大月宿(おおつきしゅく)の入口まで来ました.
大月は現代はJR中央本線と富士急行線の分岐点だったり,中央道の河口湖支線とのジャンクションがあったりで交通の要所です.
昔も富士みちの分岐点ではあったのですが,大月宿は本陣・脇本陣はあったものの旅籠は2軒しかないという比較的小規模な宿場だったようです.
そのせいか,現代の大月市街地も駅付近の狭い範囲に限定されています.
大月駅へ向かう「さつき通り」を通ります
大月駅
比較的スッキリした印象です
古そうなお菓子屋さんがありました
明治天皇御招所址碑
ここに本陣があったそうです
上の写真の手前で右折して進みます
新大月橋
ここは旧道ですが,なぜか「新」大月橋です
(国道20号に架かる橋が大月橋)
桂川に架かっています
国道に合流するとすぐ第26宿場・下花咲宿(しもはなさきしゅく)に入ります
この先,めまぐるしく宿場が変わります…
下花咲一里塚
江戸から23番目の一里塚
こんなところにも芭蕉句碑がありました
「本陣」とだけ書かれた碑がひときわ目立つ本陣建物
ここはもう第27宿場・上花咲宿(かみはなさきしゅく)です
中に入ってみようと思ったら本日休み(土曜日なのに…)
横を見るとかなり広い建物であることがわかります
この先,特に見所なく先に進みます
中央道河口湖支線の下をくぐります
笹子川(ささごがわ)を横に見ながら進みます
石段の上にある真木諏訪神社(まぎすわじんじゃ)
今日は石段を登ったのはここだけでした(^^;
源氏橋(げんじばし)が見えたら左折します
ここには東洋一の砕石場とも言われる甲州砕石(こうしゅうさいせき)があるため,ダンプカー頻繁に行き来しています
源氏橋から見た笹子川
田んぼが綺麗です
ここを直進すると砕石場に入ってしまうので右折します
ちなみにここを横切る道が元々の旧甲州街道です(左折方向は行き止まり)
旧甲州街道の看板の通り進みます
ちなみに左方向に「20号線」と書かれていますが,右方向も国道20号に合流します(しかも右方向のほうが国道20号に近い)
江戸から諏訪に向かう人のための看板ですね…
甲州砕石(写っているのはほんの一部)
工事現場にありそうな看板の下にひっそりと旧甲州街道の案内が…
わかりづらかったのですが,ここで右折するのではなく,まっすぐ進んで突き当たりを右折するのが正解です
砕石場を通っているのか街道を通っているのかよくわからなくなってきましたが(^^;
ここからは普通の細道に戻ります
聖護院道興歌碑(しょうごいんどうこうかひ)
国道20号に合流するところの近くにある,100kmちょうどのキロポスト
山本周五郎誕生之地の碑
丸形の郵便ポスト
野田尻宿にあったポストと違い,こちらは現役です
常夜灯と廿三夜塔がセットでありました
初狩駅前信号
この辺りが第28宿場・下初狩宿(しもはつかりしゅく)だったようです
宮川橋(みやがわはし)
ここを渡ると第29宿場・中初狩宿(なかはつかりしゅく)です
初狩小学校前にある芭蕉句碑
中初狩本陣跡
明治天皇御小休遺跡碑
唐沢橋を渡った先にある石塔群
常夜灯もありました
赤レンガの倉庫もありました
再びノンビリした風景を見ながら歩きます
右写真は船石橋
船石道標と船石由来碑
何が書かれているかは読めませんでしたが…
ここからは左右ともに歩道がありません
本来の旧甲州街道はこの手前で分岐する道を進むのですが,途中で分断されているので国道20号を進むしかありません
トラックにビクビクしながら進みます
日が傾いてきて笹子川が映えます
ここを斜め右折すると第30宿場・白野宿(しらのしゅく)に入ります
旅籠よろず屋跡
宝林寺(ほうりんじ)
宝林寺参道入口の右側
今は民家ですが,ここに脇本陣があったそうです
本陣跡
大きな松の木が目を引きます
「立石坂の立石」と書かれた標
「伝説」と書かれていますが,何かは謎…
原の集落
情報がないのですが,間の宿だったのかも知れません(?)
稲村神社(いなむらじんじゃ)と大木
稲村神社境内にある合体道祖神
犬目宿にも「陰陽道祖神」がありましたが…形が妖しいです…(w
親鸞上人念仏塚(しんらんしょうにんねんぶつつか)
ここを直進するのが旧甲州街道ですが,JR中央本線で分断されるので左折します
毒蛇が住んでいたと言われる葦池(あしがいけ)の碑
国道20号の笹子川橋の手前で斜め右折し,旧道に入ります
ここから第31宿場・阿弥陀海道宿(あみだかいどうしゅく)です
旧道の笹子川橋(こちらの橋も名前は同じ)
老朽化のせいか「車両通行止」になっていますが,反対側はかなり前から通行止めだった様子…
そういえば橋を渡っていたら上下に揺れたような…!?
笹一酒造と酒遊館
今日も賑わっていました
笹子駅(ささごえき)
日没間近でしたが,何とか間に合いました
第31宿場・阿弥陀海道宿の宿内にあたる笹子駅で今日は終了です.
今日の行程は宿間が短く,一気に9つの宿場を進みました.
次回はいよいよ甲州街道最凶区間とも言われる笹子峠越えです.
峠越えということで昔から難所ではありましたが,今では別の意味ので難所です.
生きて帰ってこられるといいんですが..
現在地:(31)阿弥陀海道
今回進んだ宿場:9
今回進んだ距離:20.2km
今回歩いた歩数:(万歩計忘れのため計測できず…)
残り宿場:14/45 ※「45」はゴール(下諏訪)を含めた数
残り距離:102.1km/210.8km
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