「あけぼの」編はコチラ
2つの「さようなら」旅行の2日め.
青森駅(あおもりえき)からスーパー白鳥(はくちょう)号に乗り,津軽海峡(つがるかいきょう)の真下を通る青函(せいかん)トンネルを抜け,北海道入りします.
スーパー白鳥号で北海道に向かいます
車内には要所を通過する時刻が書かれています
青函トンネルを抜けるだけでも20分以上かかります
木古内駅(きこないえき)に到着
北海道新幹線開通時はこの木古内駅にも停車するので,その駅が建設中でした
ほとんどの方はこの先函館(はこだて)に向かいますが,私は江差線(えさしせん)に乗るのでここで乗り換えです
スーパー白鳥が遅れ,乗り換え時間がわずかだったので木古内ダッシュを強いられました(^^;
江差線は,函館駅のお隣の五稜郭駅(ごりょうかくえき)と,檜山(ひやま)支庁にある江差駅を結ぶ路線です.
五稜郭~木古内までは本州~北海道を結ぶ列車や貨物列車が数多く走っているのですが,木古内を過ぎると閑散区間になります.
JR北海道で一番の赤字路線ということで,北海道新幹線の開通を待たずして木古内~江差間の廃止が決まってしまいました.
江差線(木古内~江差間)に乗るのはこれが最初ですが,最後にもなってしまいそうです..
木古内~江差間の廃止により,檜山支庁は鉄道が全く走らない支庁になります.
そんな寂しさを感じながら江差線のディーゼルカー(2両編成)に乗ります.
冬の北海道
一面雪景色です
途中の湯ノ岱駅(ゆのたいえき)
終点の江差駅に到着
江差駅でみなさん帰りのきっぷの購入(精算?)
私は乗り放題のきっぷなのでこのまま折り返し乗車します
江差駅で買ったお弁当
北海道の無人駅にはこうした貨車(車掌車)を改造した駅舎が多いのですが,江差線には特に多いのが特徴です
つかの間の江差線の旅は終了..
今回は函館に泊まろうと思いましたが,今回使った乗り放題の切符は札幌まで行けるので,せっかくなので札幌まで行くことにしました.
函館でスーパー北斗(ほくと)号に乗って札幌へ
雪山に沈む夕日が綺麗です
長万部(おしゃまんべ)名物のかにめし
スーパー北斗号が森駅(もりえき)に到着するまでにワゴン販売のおねーちゃんに予約すると長万部駅で積み込んでくれて購入できます
いろんな意味で(w)無事に札幌駅に到着
この日は札幌駅「エスタ」の「札幌らーめん共和国」でラーメン
ちょっとしたラーメンテーマパークです
冬の札幌市街
帰りはノーマル北斗号で函館に向かいます
写真下は小樽発旭川(あさひかわ)行きのロングラン鈍行
綺麗な景色を見ながら北海道ともお別れです…
今回使った切符とあけぼの号のプラチナチケット
短かったですが,冬の北海道旅行はこれで終了..
春夏の北海道はここ最近カントリーサインの旅で何度も行っていますが,冬の北海道は学生時代以来,20年ぶりです.
(今回は,ほとんど車内ばかりで外には出ませんでしたが…)
「あけぼの」は完全廃止ではないそうで,ゴールデンウィークなど多客期のみの季節運行になるそうですが,プラチナチケット化するのは確実です.
もし乗りたい方は,乗る日のちょうど1ヶ月前の日の朝10時にみどりの窓口に並ぶ覚悟が必要そうです.
(廃止2ヶ月前の今回でさえ,数分後にA・B個室は売り切れたそうです…)
毎日こんな感じで売れてたら廃止なんてきっとしなかったんでしょうけど..
これからチケットを取る方に,みどりの窓口でチケットを取るためのコツを…
(需要ないかも知れませんが(^^; )
・大きすぎず,小さすぎずの駅がよさそう
大きい駅だと,ライバルが多く並んでいるともうダメ
→窓口の数以上に並んでいる人の数が多い場合は,早々にあきらめ別の駅に行くのが吉
小さすぎる駅だと,駅員がマルス(端末)を使うスキルが少ない!?
(ちなみに私は赤羽駅(あかばねえき)を使いました)
・みどりの窓口が朝早く開いているからといって,朝早くに並んでもムダ
チケットの発売は,乗車日の1月前の「午前10時」から
・午前10時になると,全国から一斉に登録がされる
慣れている駅員だと,10時前までに登録直前までは入力しておき,10時ちょうどの時報と同時に「登録」の入力をしてくれる(←みんなそう?)
いわゆる「ブルートレイン」といわれる寝台特急は「あけぼの」の他に「北斗星」がありますが,「北斗星」も風前の灯火だとか..
次に乗るのは「北斗星」でしょうか..