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中山道の旅2ndシーズン・その10
((24)八幡(やわた)~(25)望月(もちづき)~(26)芦田(あしだ)~(27)長久保(ながくぼ))
晴れ時々小雨
ゴールデンウィークの中山道の旅の最終日.
今日の天気予報は曇り一時雨,降水確率は午前30%,午後50%….
念のため折りたたみ傘を持って出発します.
JR佐久平駅(さくだいらえき)からバスに乗り,八幡(やわた)バス停で降りて再開です!
程なく八幡宿内の終わりに着きます
国道142号(国道254号との重複区間)に合流
国道254号は東京の本郷(ほんごう)で分かれてから久々の「再会」です
遠くに見える御牧原(みまきがはら)
ここで国道を離れ細道に入ります
百沢(ももさわ)集落
宿場ではありませんが昔を偲ばせる静かな通りです
百沢集落最後にある祝言道祖神(しゅうげんどうそじん)
ここは国道を交差するように直進します
牧布施道道標のところで山道に入ります
山道を上っていきますが,数分歩くと突き当たりになるので右折して迂回します
国道を渡ったところに望月宿(もちづきじゅく)の案内板があります
瓜生坂(うりゅうざか)を上っていきます
瓜生坂の一里塚(うりゅうざかのいちりづか)
江戸から45番目の一里塚
少しえぐれていますが右側は現存しています
頂上を越えた少し先の所にある百万遍念仏塔と瓜生坂碑
本当はここから山道に入るのが中山道のようですが,それらしい道がなかったので舗装道を迂回します
望月宿を一望
ここから細道に入ります
白線は多分無関係です(^^; (マラソンか何かでしょうか…)
民家が並んで風情があります
長坂の石仏群
長坂橋で鹿曲川(かくまがわ)を渡ります
さらに進むと望月宿の入口に着きます
この辺りから第25宿場・望月宿に入ります.
望月宿内を歩きます
県道がバイパスしているせいか,通りは静かです
落花生屋さん
今の時期はシーズン外のようで売り切れでした
佐久市役所望月支所(旧:望月町役場)
写真下は望月駒
旅籠山城屋(やましろや)
山城屋の対面にある旅館井出野屋
「犬神家の一族」で「那須ホテル」として使用されたんだそうです
この辺りで小雨が降ってきました.
覚悟はしていましたがこの後はずっと雨でしょうか….
御本陣
本陣の斜め前にある鷹野家脇本陣跡
真山(さなやま)家住宅
問屋と旅籠大和屋(やまとや)を兼ねていました
大伴神社(おおともじんじゃ)
この辺りで望月宿は終了
雨が上がってきました
「中山道」の看板に従って坂道を上ります
広場の横を通っていきます
また細道に入って坂を上ります
振り向くと景色がいいです
国道をくぐります
雲行きが思いっきり怪しいですが,まだ雨は降っていません
もはや何を案内したいのかがわからない標識
御巡見道道標
しばらく歩くと間の宿・茂田井宿(もたいしゅく)の入口に着きます
ちなみに看板では斜め左方向は国道142号のおにぎりが描かれていますが,ここは既に国道指定から外れています
ここから間の宿・茂田井宿の宿内に入ります.
茂田井宿は正式な宿場ではありませんが,昔の街道の面影を残す場所です.
茂田井宿の入口
案内パンフレットがあるので地図がなくても安心です
(私は地図持参ですが(^^; )
空を見上げると未だ雲が怪しいです…
白壁の土蔵が多くあります
明治元年(1868年)創業の造り酒屋「武重本家酒造」
武重本家酒造向かいにある若山牧水歌碑
こちらは元禄2年(1689年)創業の「大澤酒造」
大澤酒造の隅にある下組高札場跡
古民家が並ぶ通りを進みます
大きな馬頭観音があるところを左折してちょっと寄り道
諏訪社
境内には夫婦道祖神が並んでいます
ここから少しキツめの石割坂(いしわりざか)を上がります
上組高札場跡
坂を上りきったところにある茂田井一里塚(もたいいちりづか)
江戸から46番目の一里塚
県道に合流して茂田井宿は終わりです
後ろを振り向くと分厚い雲が広がっていますが,前は結構明るめです
しばらく歩くと第26宿場・芦田宿(あしだしゅく)に入ります.
中居交差点から芦田宿に入ります
常夜灯がお出迎え
街灯が行灯風です
芦田宿の町並み
現在は立科町(たてしなまち)の中心街です
立科町役場
佐久平駅からのバスはここが終点
ここからは今日のゴール地点である長久保宿(ながくぼしゅく)までバスがないのでリタイアができません
芦田宿本陣門
ちょっとだけですが中にも入れます
芦田宿脇本陣
自分がいる場所は明るいのですが,空を見ると不気味な黒い雲が…
でも前を見ると雲が少なめなのでまだ雨は大丈夫そうです
芦田中央交差点
ここにも脇本陣跡があります
味噌・醤油酢屋茂(すやも)
金丸土屋旅館
看板は江戸側から見ると「土屋」ですが,京側から見ると「津ちや」と書かれています
正明寺(しょうみょうじ)
国道142,254号と交差するところで芦田宿は終了
後ろを振り向くと相変わらず分厚い雲が見えますが…
芦田宿を出ると,今回のゴールデンウィーク中山道の旅の最難関,笠取峠(かさとりとうげ)です.
笠取峠には(クルマでは直接通れませんが)マツ並木があり,日差しが強くても涼しく通れます.
国道の脇の細道を入ります
ここでも常夜灯がお出迎え
ここからは車両通行禁止
歩いてのんびり進みます
昔はここが車道だったことの証拠である標識
雨の予報に反して晴れて日差しが強かったですが,マツ並木の下は涼しいです
クルマの駐車場もある休憩所
ここには金明水がありますが水は流れていませんでした…
「従是東小諸領」と刻まれた領界石
ここで国道を横断します
横断歩道がなく,クルマが結構飛ばす(特に下り坂側)ので少々怖いです…
横断した後も少しマツ並木が続きます
マツ並木を過ぎると国道142号の歩道をひたすら歩きます
しばらく歩くと右手に笠取峠一里塚跡が見えます
江戸から47番めの一里塚
頂上近くにある笠取峠碑
やっと笠取峠頂上に到着
ここから長和町(ながわまち)に入ります
笠取峠頂上に着き,あとは下るのみなのですが,長久保宿を出るバスの最終便が17:10.
現在15時半過ぎ.
余裕込みであと1時間くらいで長久保宿に着きたいところです….
峠の茶屋(営業してました)
道路から脇に出た土の道が中山道原道です
ここで国道を横断
原道は山の中を下っていきます
山道を下っていきます
道路は九十九折りですが,こちらは直線的に下るのでショートカットになっています
道路に合流
その後,この看板のところで再び山道に入るのが原道らしいですが,それらしい道が見つからなかったので見過ごして舗装道を通ってしまいました…
しばらく舗装道を歩くと原道と合流します
一旦国道に合流しますが,すぐ国道から離れます
「中山道」の小さな看板に従って山道を下ります
山道を下ったところにある松尾神社
松尾神社を抜けると長久保宿が見えてきました
笠取峠を越え,今日のゴール地点である第27宿場・長久保宿(ながくぼしゅく)に入ります.
古民家が並んでいます
長久保宿を東西に通る道
ここは「竪町(たてまち)」と呼ばれています
一福処濱屋
今では資料館になっています
本陣跡と横にある高札場跡
脇本陣跡
こちらは立て札のみで建物は残っていませんでした
釜鳴屋・竹内家
この建物には「うだつが上がらない」でおなじみ(?)の本うだつがあります
問屋・小林家
突き当たりに到着
ここで中山道は左折して南北に通る道になります
東西に通る道を「竪町」と呼ぶのに対し,南北に通る道は「横町」と呼ばれています
突き当たり角にある長久保宿道標
「中山道 長久保宿 左ぜんこうじ」と刻まれています
旅館濱田屋
長久保宿とこの次の和田宿(わだしゅく)には,現役の旅館はこの濱田屋とほか2軒しかありません
ちなみに長久保宿時代は50軒の旅籠があったそうです
現在16時半.何とか終バスの時間に間に合いました.
中山道はここから南に進みますが,今日はここで終了.
長久保バス停に向かい,バスで戻ります.
長久保バス停
ここはJRバスの車庫になっています
バスに乗り大屋駅(おおやえき)まで戻ります
最終日の打ち上げ!
ラーメンの上に乗っているのは佐久鯉のから揚げです
笠取峠を越え,無事長久保宿まで着きました.
雨が心配されましたが,時々小雨が降る程度で傘をさすまでもなく,何とか天気もちました.
あと1日あればこの先の和田宿(わだしゅく)を越えて和田峠(わだとうげ)の麓まで行きたかったのですが,今回はここで中断.
次回はここから再開します.
現在地:(27)長久保
今回進んだ宿場:3
今回進んだ距離:13.9km
今回歩いた歩数:27,692
残り宿場:43/70 ※「70」はゴール(三条大橋)を含めた数
残り距離:346.7km/533.9km
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