東海道五十三次の旅・その6(小田原~箱根)(前半)

2011年3月6日日曜日

[歩]東海道五十三次

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※前回の日記はコチラ

東海道五十三次の旅・その6(前半)
((9)小田原(おだわら)~畑宿(はたじゅく))
晴れ

先々週の小田原への旅のときに足を痛めて2週間.
徐々に足の痛みはなくなってきました.
今週こそは…と思い家を出ると,いきなり足が痛い└|゚ロ゚;|┘
小田原に向かうためにこれから電車に乗ろうとしているのに,のっけから「失敗」の2文字が頭をよぎります..
「取りあえず限界まで頑張ろう」と思いつつ,小田原へ向かいます.

天下の険といわれる箱根山.
言わずと知れた東海道の最難所です.
箱根八里といわれるように,箱根の坂は上りと下りを合わせて八里,つまり約32kmあります.
(小田原~箱根の東坂より,箱根~三島(みしま)の西坂のほうがやや短い)

今回の旅の宿間である小田原~箱根間は16.5km.
宮宿(みやじゅく)~桑名宿(くわなじゅく)の27.3kmに次いで東海道で2番目に長い宿間です.
前回の旅で入生田(いりうだ)まで歩いているので今回は約12.3kmの道程ですが,高低差は約700m強
東京スカイツリーは先日600mを越えて世界一の高さの電波塔になりましたが,その600mよりもさらに高く登らなければなりません.

…前置きが長くなりましたが,東海道五十三次の旅で間違いなく最難関であるこの区間,絶好調のコンディションで望みたかったのですが,足の痛みだけが気がかりです..
東海道線東京口では1日1本しかない185系の普通列車
狙ったわけではありません(^^;

前回の旅で中断した入生田駅からスタート!
入生田の裏道
程なく箱根町(はこねまち)に入ります
山崎インター
山崎古戦場があったところですが,今では渋滞の名所(^^;

旧東海道はここで左折して畑宿(はたじゅく)方面へ
国道1号とは今日のゴールである元箱根(もとはこね)までお別れです

三枚橋から早川(はやかわ)を望む
奥に見えるのは箱根湯本(はこねゆもと)駅です

いきなりの上り坂
今日は「坂」・「坂」・「坂」のオンパレードです

早雲寺(そううんじ)
本堂裏手にある枯山水
同じく裏手にある北条氏五代の墓(写真上)と宗祇法師の墓(写真下)
正眼寺(しょうがんじ)
男女双体道祖神
旧箱根街道一里塚跡
江戸から22番目の一里塚です

箱根路といえば石畳!
最初の石畳の道を進みます

馬の飲み水桶
昔の風情を感じながら石畳の道を進んでいきます
猿橋
上に見えるのはホテルの連絡橋です(^^;

偶然見つけた猫
上り坂を登って県道に戻ります
眼下に見えるのは国道1号
かなりの高低差です

畑宿まで4km,元箱根まで9km
平坦な道だったら楽勝なんですが…

このあたりから名前がついた坂が出てきます
ここは観音坂(かんのんざか)

猫のフンを始末するのって結構大変なんじゃ!?(^^;
国道1号の箱根路と違い,旧東海道(県道)は静かな雰囲気です
いくつかある旅館も風情がありそう…

葛原坂(くずはらざか)
金ピカな箱根大天狗神社の別院天聖院
小さなって…どのくらい!?
須雲川(すくもがわ)インター近くにある「はつはなホテル」
山がきれい…

今日は天気も絶好調! 景色も最高!
これで足の痛みがなければ言うことナシなんですが(^^;

鎖雲寺(さうんじ)の脇にある霊泉の滝
鎖雲寺本堂と勝五郎と初花の墓
女転し(おんなころし)の坂の碑
馬に乗った婦人がこの坂で落馬して亡くなったことから名付けられたそうです

女転しの坂はこのあたりだったそうですが,関東大震災で崩落して現存していません
坂の中腹にある箱根大天狗神社
坂を一気に登りました
懐かしい電電公社のマークを発見!
割石坂(わりいしざか)
曽我五郎が刀の切れ味を試すために石を割ったことから名付けられたそうです

「ここから江戸時代の石畳」に挟まれた区間があるのですが,その区間を外れた区間にも石畳はあります
外れた区間は江戸時代のものではないのですね(^^;

石畳と松並木が美しいです
割石坂から県道に戻り,再び県道から分かれる道へ
この旧道は県道から大きく遠回りになるせいか,歩く方が少ないそうです

下り坂を下る
石畳なので滑りやすく気を遣うので,上り坂よりかえって疲れます…

坂を下った先は…雪道!
ここから再び上り…
ここは大澤坂(おおさわざか)です

箱根に残る石畳のなかでも一番の急坂である大澤坂
県道を通った方がラクですが,あえて石畳の道を進んで江戸時代の風情を楽しみます

やっと畑宿が見えてきました
畑宿本陣茗荷屋(みょうがや)跡
畑宿といえば寄木細工(よせぎざいく)で有名
昔母親が買ってきた寄木細工のカラクリ箱が面白かった覚えがあります

県道は右へ大きくカーブしていきますが,旧道は真っ直ぐの細い道へ…
畑宿の一里塚
復元されたものではあるものの,東海道で唯一原型を留めている一里塚です
多くの旅人がこの目印ごとに休憩しました

一里塚のそばにある箱根旧街道一里塚の碑
一里塚の先に続く石畳

箱根宿までの道のりのほぼ中間の畑宿(はたじゅく)まで着きました.
ここでちょうどお昼の12時くらい.順調にここまで来ました.

今回の道のりにほぼ沿う感じでバスが走っています.
バスは1時間に2本走っており,いつでも「リタイア」して小田原(箱根湯本)に戻ることができるので安心(?)して「限界」まで挑むことができました.
しかし,ここから先は県道も九十九折りになり,バス停も少なくなるので,この先続けるか中断するかを決めるポイントとしていました.

そして,私の決断は…続行!
足の痛みは相変わらずですが,疲れはあまりないので「ここで中断してはもったいない!」と思い,続けることにしました.

ここまでは,坂とはいえまだ「ゆるやか」なほうで,後半は急坂(階段)が続きます.
運命の後半戦は次の日記にて….

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