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中山道の旅4thシーズン・その3
((42)妻籠(つまご)~(43)馬籠(まごめ))
晴れ
今回は中山道観光のツートップ、妻籠(つまご)と馬籠(まごめ)を旅します。
南木曽駅(なぎそえき)からバスに乗り、昨日のゴール地点である妻籠宿入口から再開!
朝早くに来たのでまだ観光客が少なく、ゆっくり散策できます
脇本陣奥谷(わきほんじんおくや)
柏屋
うだつが見事です
妻籠宿本陣
妻籠宿本陣の隣にある人馬会所(問屋場)
妻籠郵便局
古そうに見えますが、これは昭和54年に建てられた物(^^;
ちなみにこの「書状集箱」は郵便ポストとして今でも使われています
枡形道(ますがたみち)
枡形道はたいてい宿場の入口にあることが多いですが、妻籠宿はもう少し続きます
枡形道を抜けると、まさに時代劇のワンセットのような雰囲気!
下嵯峨屋(しもさがや)
延命地蔵堂(えんめいじぞうどう)
延命岩が鎮座しています
寒山拾得像(かんざんじっとくぞう)
上嵯峨屋(かみさがや)
この他にも江戸時代にタイムスリップしたような町並みが続きます
おしゃごじさま
漢字で書くと「御左口神」だそうです
国道256号と交差するところあたりまでが妻籠宿内です
国道256号を横断し、のどかな道をのんびりと歩きます。
のどかな道を歩きます
石柱道標(せきちゅうどうひょう)
明治14年に建てられた、飯田街道との分岐点を示す道標
民家の庭先にあったのでちょっとお邪魔して撮影
山道に入っていきますが、ここの山道は長く続きません
神明集落
妻籠~馬籠の間はこうした小さな集落がいくつかあります
大妻籠(おおつまご)に入っていきます
大妻籠の「大」は「大きい」という意味ではなく、「奥(おく)」がなまって「大」になったのだそうです
水車小屋と大妻籠の町並み
人は襲わないということで大丈夫なんでしょうけど、少々心配です(^^;
藤原家住宅(ふじわらけじゅうたく)
今の建物は復元ですが、長野県内で最も古い建物だったそうです
大妻籠宿内を上方から望む
県道との交差点にある庚申塚
県道を渡った先にある下り谷一里塚(くだりだにいちりづか)
江戸から81番目の一里塚
ここから山道に入ります
熊ベルもありましたが、この日はGW…
人がたくさん歩いているのでクマが出る気がまったくしませんでした(^^;
町道と合流し、ここも集落がありました
倉科祖霊社(くらしなそれいしゃ)
ここは斜め左が中山道ですが、一旦直進して寄り道…
男滝(おだき・写真上)と女滝(めだき・写真下)
先ほどの場所に戻り、ただただ山道を歩きます…
木橋を渡り、さらに山道を歩きます
県道との交差点にあるバス停の名は…「峠入口」
バスでリタイアできるのは安心感がありますが…まだ「入口」!?(^^;
ということで、まだまだ山道は続きます
さわらの大樹
樹齢は約300年です
さらに歩くと開けた場所に来ました
一石栃の白木改番所跡(いちこくとちのしらきあらためばんしょあと
木曽から移出される木材を取り締まっていた場所
立場茶屋(たてばちゃや)
妻籠と馬籠の中間に位置する茶屋
桜が綺麗です
そして再び山道に…
江戸時代の武士のコスプレした方が歩いていて、いろんな方に声かけられて写真撮られてました(^^;
山道!山道!山道!
(↑これでもだいぶ省略してますw)
やっと頂上が見えてきました
馬籠峠頂上に到着!
標高801m(マピオンで計測すると785mですが…)
妻籠宿から約300m上ってきました
馬籠峠碑と峠の茶屋
武士のコスプレイヤー休憩中(^^;
馬籠峠を越えると、いよいよ岐阜県へ!
長い長い「長」野県をようやく抜けることができました。
東海道で言うところの静岡県のような感じでしょうか(^^;
現在はここからが岐阜県中津川市(なかつがわし)ですが、ここは旧・山口村(やまぐちむら)に位置する場所で、平成17年に中津川市に合併するまでは長野県でした。
越県合併は46年ぶり(その前は栃木県菱村(ひしむら)が群馬県桐生市(きりゅうし)に合併した昭和34年)で非常に珍しいです。
ということで、岐阜県に入りましたが、まだ「信濃国」の木曽路の旅は続きます。
峠を越え、岐阜県に入ります
峠が県境というのは何となくしっくり来ます
「熊出没注意」の看板もありましたが、人がたくさん歩いていたので安心でした
(念のため熊鈴は持ってきていましたが、結局装備しませんでした)
峠の集落に入ります
旅籠桔梗屋
現在も民宿になっています
峠之御頭頌徳(しょうとく)碑
十返舎一九歌碑
この辺りは山道を一気に下っていきます
水車塚
さらに下っていきます
足を痛めないようゆっくり歩きます
馬籠宿まであと数百m…
あとはひたすら下り…と思ったら、ここに来てまさかの上り階段!
ここが最後の「上り」です
本来の旧中山道は斜め右折ですが、現在は通行止めなので左の階段を上ります
階段を上りきると絶景!
ここは上陣場跡(かみじんばあと)です
遠くに恵那山も見えます
島崎正樹(島崎藤村の父)歌碑
越県合併記念碑
島崎藤村の「夜明け前」の一節を記した碑
馬籠は島崎藤村の出身地です
上陣場跡を越えるといよいよ本日のクライマックス、馬籠宿の宿内に入っていきます。
馬籠宿の宿内に入ります
ここからは観光客がいっぱい!
高札場跡
「中山道馬籠宿」と書かれた石柱
馬籠宿の北側の入口です
どこをどう撮っても人が写り込んでしまいます(^^;
脇本陣跡
脇本陣跡の横にある山口誓子句碑
大黒屋
元は造り酒屋で、その10代目が書いた「大黒屋日記」が島崎藤村の「夜明け前」執筆のきっかけになったそうです
本陣跡
島崎藤村の生家で、今は「藤村記念館」となっています
天気もよく、観光客もいっぱい(←私もその一人ですがw)
清水屋資料館
枡形道にある水車
馬籠宿を象徴する風景
「車屋坂」の両側に古民家
パンフレットに出てきそうです
この辺りが馬籠宿の南側の入口です
県道を渡った先は観光客が激減(^^;
今日はここまで
バスに乗って中津川駅(なかつがわえき)に向かいます
今回のGWの中山道の旅はここまで。
3日間とも晴れて歩き日和でした。
思ったほど足の痛みもなく、もう少し行けたかも知れませんが、今日は予想以上に上り下りが多く、昨日のうちに妻籠まで行っていてよかったと思いました。
現在地:(43)馬籠
今回進んだ宿場:1
今回進んだ距離:7.8km
今回歩いた歩数:14,340
残り宿場:27/70 ※「70」はゴール(三条大橋)を含めた数
残り距離:207.2km/533.9km
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