東海道五十三次の旅(2周目)・その9(箱根湯本~箱根)(後半)

2022年11月15日火曜日

[歩]東海道五十三次・2周目

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※前回の日記はコチラ

(1周目の同区間の日記はコチラ

東海道五十三次の旅(2周目)・その9
(畑宿(はたじゅく)~(10)箱根(はこね))
晴れ

前回の日記で、小田原宿(おだわらしゅく)と箱根宿(はこねしゅく)の間の宿である畑宿(はたじゅく)まで来ました。
畑宿まで順調に来ましたが、ここから先は坂道や階段がいっそうキツくなります。
この先、バス停が少なくなることよりリタイアするなら今がチャンスですが、私が出した決断は…
続行!
です!
#茶番のようですが結構マジです。。

続行を決断したからには心して向かわないと行けません。
日没や終バスというタイムリミットはありますが、焦らず確実に歩を進めたいと思います。
覚悟を決めて、目標である元箱根(もとはこね)を目指します
畑宿一里塚
江戸から23番目の一里塚
復元ですが、東海道で唯一両側がしっかり残った塚です

早速石畳の坂道がお出迎え
石畳の橋で箱根新道を跨ぎます
(この後、何度か箱根新道と交差します)

西海子坂(さいかちざか)
七曲がり坂
この近辺は箱根新道も県道もクネクネとしたヘアピンカーブが続きますが、
旧東海道はショートカットするように直線的に進みます
つまり、急な石段を上ると言うことです。。└|゚ロ゚;|┘

早速石段があります
ここの石段はすぐに終わります

箱根新道と県道が絡まっているところ
遠くの山が綺麗です

これも紅葉でしょうか…?
橿木坂(かしのきざか)
東海道で一番の急坂と言われたところです
目の前に見えている落石防止のような壁の頂上を目指しますが、まだ序の口…

踊り場を経てまた階段!
県道に出たと思ったらまた階段!
(県道は絶賛ヘアピンカーブ中)

200段くらい上ったところで分岐
旧東海道は左折ですが、前回来たときは雪で通行止めだったのでここは直進していました
今回は左折できそうなので左折します

山根橋
この辺りの県道側には見晴茶屋があり、前回はそこで蕎麦を頂いたのですが、残念ながらそのお店は現在は閉店しているようです

甘酒橋
この先にある甘酒茶屋にちなんだ名前でしょうか…

石畳&石段…
猿滑坂(さるすべりざか)
県道を横断してすぐまた階段…
なお、この場所にバス停があります
旧東海道と県道が交差するところにバス停がある感じです
旧東海道を旅する人への配慮!?

この階段が精神的にキツイ階段…
落石防止の壁の頂上まで階段が続きますが、その先で下り階段!
無駄な体力を使わせます
落石防止のためには仕方ないのでしょうが…

ただ、ここから見える山々が綺麗でした
ここから先、今日のゴール地点近くまでは遠くの景色を見通せる場所がありません

追込坂(おいこみざか)
甘酒茶屋までの最後の「追込み」といえる坂ですが、この坂はそれほどキツくありません

進んで行くと最後の休憩処、甘酒茶屋に着きました

甘酒茶屋に到着。
江戸時代には数軒の茶屋があったそうです。
現在は一軒だけになってしまいましたが、現在でも営業しています。
ここで休憩。。
箱根旧街道休憩所・資料館
休憩所の奥に資料館がある感じで、ここで休憩することもできます

甘酒茶屋の甘酒と力餅(黒ごま)
甘酒400円、力餅500円です

甘酒茶屋で体力回復
先に進みます
甘酒茶屋の裏の道が旧東海道です

於玉坂(おたまざか)
県道と最後の交差
この次の交差はゴール地点の元箱根です
ここにもバス停があります

裏を見返すと「湯本まで一時間半」(一時間半は下りの時間)
前回はここまで5時間かかり、今回は少し距離短いですが5時間半かかっています

いよいよ今日の最高地点を目指します
まずは白水坂(しらみずざか)
坂は緩やかですが、石畳が滑りやすく気を遣う必要があるので結構ツライです
(ここまでの疲れでツライのもあり)

最後の上り坂の天ケ石坂
大きな石が印象的

特に目印はないですが、この辺りが今日の最高地点
何とか上りきりました。。
ここから先はゴールまで下り坂になります

箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川
昔は大井川が難所でしたが、今は大井川は橋が架かっているので箱根八里が難所です。
厳密には箱根峠はもう少し先にありますが、今日の最高地点は無事越えられホッとしています。
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」の碑
今日の難所は越えました。。

視界が開け、車道を横断します
権現坂
前回来たときはここから芦ノ湖(あしのこ)が見えましたが
今日はまだ木々に葉があるので芦ノ湖は見えませんでした
※ここではなく、もう少し上の方で芦ノ湖が見えました
箱根旧街道碑
歩道橋を渡ると松並木が始まります
ここは県道に合流するのが旧東海道らしいのですが、
斜め右折して山道に入ります

興福院(こうふくいん)の紅葉
「天下の険」の碑
興福院
元箱根(もとはこね)交差点近くで国道1号に合流
箱根神社鳥居
奥に見えるのは箱根本宮(駒ヶ岳)


今日のゴールである元箱根港に到着!
スタートから約6時間半。何とか到着することができました。
ノンビリ歩いたこともあり、足の痛みもそれほどありません。
元箱根港バス停
この時点で15:30頃
旧街道経由の終バスは16:35発なので、もう少し寄り道します
※国道1号経由のバスなら20時過ぎまであります

身替わり地蔵
賽の河原
芦ノ湖
無事到着できたことを祝福しているかのような美しさ(←意味不明w)

遠くに富士山が見えます
葭原久保の一里塚
江戸から24番目の一里塚

箱根杉並木
高くそびえ立つ杉の木
箱根関所跡・江戸口御門
ここで時間切れになったので元箱根港に戻ります

夕日が沈む芦ノ湖と夕日が映える駒ヶ岳
旧街道経由の終バスに乗って帰ります
歩きで6時間半かかった道のりを40分ほどで走ります…

バスの中から…
お玉ヶ池と箱根大天狗山神社

箱根湯本駅に到着!
この日は直前でホテルが予約できたので宿泊
露天風呂で疲れを癒やしました
夕食は前回も行った焼き肉屋さんですが、激混みだったのですぐ食べられるカルビ丼


標高差718mの箱根路を無事制覇できました。
厳密には箱根峠の頂上が東海道の最高地点ですが、今日中断した元箱根からは標高差100mくらいなので今日の道のりに比べれば楽勝です。。
。。と言いたいところですが、一番厳しいのは実はその先の三島(みしま)までの下り坂だったりします(^^;
前回は長い下り坂の下り方を知らず、思いっきりかかとに体重をかけた歩き方をしたため、三島に着いた頃にはかかとが激痛になって歩くのがツライ状態になりました。
五街道(+仙台道、陸前浜街道)を通じて、箱根~三島間の下りが一番足を痛めた区間です。

とはいえ、体力的に一番厳しいのはこの小田原~箱根間なので、ここを無事通過できたのは大きいです。
2周目の東海道の旅も無事に進められそうです。

気になっていた足の爪の内出血は、悪化はほとんどありませんでした。
靴を変えた効果が出たようです。よかった。。

現在地:(10)箱根
今回進んだ宿場:1
今回進んだ距離:11.5km
今回歩いた歩数:27,277歩

残り宿場:44/54 ※「54」は三条大橋を含めた数
残り距離:394.6km/492.1km

※次回の日記はコチラ

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