東海道五十三次の旅2ndシーズン・その14
((49)土山(つちやま)~(50)水口(みなくち))
晴れ所により小雪
前回の鈴鹿峠(すずかとうげ)越えから1ヶ月.
この間ずっと歩くタイミングを狙っていたのですが,ナゼか土曜日に限って雨….
鈴鹿馬子唄に
坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降るというのがあるのですが,まさかこういう形で「あいの土山雨が降る」となるとは思ってもいませんでした.
(そのおかげで,自宅で溜まっていた作業がこなせたのですが…)
歩きたくてウズウズしている中,やっと「晴れ」の予報が!
ということで行ってきました.
前回のゴール地点,「道の駅あいの土山」からスタート!
ちなみにこの「あいの土山」は近畿地方の道の駅第1号だそうです
早速スタートしようと思ったんですが,突然の雪….
「今日も雨なのか…」と思いつつ慌てて傘(折り畳みではない普通の傘)を持っていきましたが,5分くらい歩いていると雪はやみ晴れ間が広がってきました.
ベージュに塗装された道を進んでいきます
土山宿内はこんな感じで昔の屋号の看板が掲げられています
のどかな道を進んでいきます
だんだん天気が回復してきました
道標には「従是 右京都へ十五里 左江戸へ百十里」と書かれています
「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」を表した歌川広重の絵
平成の万人灯(まんにんとう)
自然石の常夜灯では日本一の大きさだそうです
土山一里塚跡碑
二階屋脇本陣跡
問屋場跡と東海道伝馬(てんま)館
森鴎外来訪の地碑もあります
土山宿本陣跡
土山宿内にはたくさんの旅籠の跡碑があります
大黒屋本陣跡,問屋場跡とすぐ隣にある高札場跡
御代参街道基点標
おひるや~すみはウキウキウォッチン♪
この先に野洲川(やすがわ)があるのですが,この先に橋はなく行き止まりになっています
普通はここを左折して迂回するのですが,行けるところまで行ってみることにします
行き止まりとわかっていても進んでいくのが酷道マニアです(違
行き止まりに到着
頑張れば何とか川を渡れそうな気もしますが,やめておきます(^^;
国道1号まで戻り橋を渡ります
手書きの看板がお出迎え(^^;
歌声橋(うたごえばし)
ロマンチックな名前に合わせて(?)屋根つきでオシャレ
先ほど行き止まりだった道とはここで合流します
瀧樹神社
奥の方まで林が続いていて吸い込まれそうです
垂水頓宮(たるみとんぐう)御殿跡
市場一里塚跡
大日川掘割から続く松並木
鴨長明歌碑
「あらしふく 雲のはたての ぬきうすみ むらぎぬ渡る 布引の山」と詠まれている
右の写真はその布引の山
三好赤甫(みよしせきほ)旧跡
この辺りは狸の置物が置かれているところが多いです
今宿の石碑と常夜灯
ここで旧土山町は終わり.
ここから旧水口(みなくち)町に入ります.
今ではどちらも甲賀市(こうかし)です.
水口宿の看板がお出迎え
旧東海道はここを斜め右折
居楽屋仕事人の狸が目印です(w
今在家一里塚跡
ささやかですが,松並木
後ろのマンションに埋もれてますが(^^;
この辺りから水口宿内に入ります
古民家が並ぶ細道を進みます
水口宿本陣跡
高札場跡
ここは三筋(みすじ)の町と言われ,並行して3本の道になっています
ここは左側の道を進みます
ここは右側の道を進みます
つまり,3本の真ん中を進みます
曳山(ひきやま)蔵
水口では毎年4月20日に「水口曳山まつり」が行われています
問屋場跡
からくり時計とその中に飾られている曳山
水口の商店街を進むのですが…
以前,四日市宿の日記で「アーケードがある東海道は四日市と水口」と書きました.
その水口のアーケードに来たはずなのですが,屋根がありません….
3本並行して道があるのですが,どこを探してもアーケードらしきものが見あたりません.
後で調べてみたらアーケードは撤去されたとのこと..
アーケードがあるうちに通ってみたかったのですが,時代の流れなのでしょうか….
再び活気のある商店街になるといいのですが..
アーケードはなくなってしまいましたが,めげずに先に進みます.
三筋の広場
3本の道がここで合流します
近江鉄道の水口石橋(みなくちいしばし)駅近くの踏切
手前に写っている石橋が駅の名のもとになった石橋です
短っ!
水口コミュニティーセンター
曳山資料館があるのですが,この時は閉まっていました…
翌日,帰り際に作業で曳山を出していたところに遭遇しました
水口の力石
水口林口一里塚跡碑
江戸から112番目の一里塚
美富久酒造
北脇縄手
長く真っ直ぐな道が続きます
水口宿に入った頃にお昼を迎えたのですが,食べるところがなく空腹のまま歩き続けていました.
「水口石橋駅の近くだったら食事処かコンビニかあるかな…」と思ったのですが,全くありません..
(東海道を少し離れればコンビニがあるのですが,そこまでが遠い…)
空腹で倒れそうでしたが,何とか地元の方が使うような食料品やさんでパンを調達.
何とか凌ぎました..
(もう30分歩いたら道沿いにコンビニありましたが(^^; )
ここでも古民家が並んでいます
松並木を抜け,右の写真では左に進んで橋を渡ります
横田(よこた)の渡しと横田大常夜灯
目の前に見えるのは野洲川(やすがわ)ですが,今ではここでは渡れないので国道の橋まで迂回します
この横田橋を渡るのですが,歩いている側には歩道がないので歩道橋を渡ります
自転車も使えるタイプの階段なので,歩きだと少々歩きづらいです(^^;
三雲(みくも)の住宅街を進みます
一見普通のトンネルに見えますが…
上は川が流れる天井川になっています
天井川にそびえ立つ,樹齢700年の弘法杉
夏見(なつみ)立場
この辺りに一里塚があったそうですが,それらしき標識はありませんでした…
またトンネル…とおもったら,またしても天井川!
ここは水が流れていませんでした
赤い暖簾が印象的な北島酒造
この先進むと石部(いしべ)宿ですが,今日はここで右に曲がって甲西(こうせい)駅で終了
土山宿を出たときは雪が降ってきて「雨の豊橋の再来か…」と思いましたが,すぐに雪はやみ,晴れて逆に傘持っているのが違和感があるくらいになりました(^^;
やはり天気がいいときに歩くのは気分がいいです.
今回は石部宿の少し手前で終了しました.
だんだんとゴールに近づいています.
現在地:(50)水口(の少し先)
今回進んだ宿場:1
今回進んだ距離:20.9km
今回歩いた歩数:36,644歩
残り宿場:4/54 ※「54」は三条大橋を含めた数
残り距離:41.0km/492.1km
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