東海道五十三次の旅(2周目)・その15(箱根~三島)

2023年10月19日木曜日

[歩]東海道五十三次・2周目

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※前回の日記はコチラ

(箱根宿までの日記はコチラ
(1周目の同区間の日記はコチラコチラ

東海道五十三次の旅(2周目)・その15
((10)相模国・箱根(はこね)~(11)伊豆国・三島(みしま))
曇り

前回の旅から早くも半年が経過しました。
前回の旅では薩埵峠(さったとうげ)を越えましたが、ずっと箱根西坂である箱根~三島間を飛ばしたまま旅を続けていました。
今シーズンの東海道五十三次の旅を始めるにあたり、箱根~三島間をずっと飛ばしたままで旅を続けるのは何か引っかかる…と思ったので、この箱根~三島間を今シーズンの東海道五十三次の旅の幕開けとしました。

今回のスタート地点である箱根関所(はこねせきしょ)から三島宿(みしましゅく)までの道のりは、箱根峠(はこねとうげ)までは上り坂ですが、そこから三島宿までは長い下り坂になります。
下り坂というとラクそうに見えますが、実はこの箱根~三島間が東海道五十三次の旅…いや五街道の旅全てにおいて最も足を痛めた区間でした。
1周目のときはこの箱根峠越えが最初の本格的な峠越えということもあって下り坂をナメていた(歩き方を考えていなかった)ということもあります。

単純に「体力を使った(疲れた)」という区間であれば中山道に多くあります。(碓氷峠(うすいとうげ)や和田峠(わだとうげ)など)
ただ、1周目の箱根~三島間で足を痛めたトラウマがあるので、「今回は大丈夫か…」と心配の中今日を迎えました。
果たして、無事に今日の目的地である三島宿にたどり着けるでしょうか…。
(幸いなことに、今回の道のりにほぼ並行してバスが通っているので、リタイヤはしやすいです)
箱根湯本駅(はこねゆもとえき)でバスに乗り換え
箱根関所でバスを降ります
箱根関所
柵の中に入るときは料金がかかりますが、単に通り抜けるだけなら無料です

関所の前の国道1号を右折し、今日の旅スタート!
旅物語館
箱根宿があった場所

箱根駅伝記念碑
芦ノ湖(あしのこ)
奥のほうにうっすらと富士山が見えます

箱根駅伝 往路ゴール、復路スタート地点
柵がある方に進みます
(駐車禁止のために柵があるようで、歩行者は問題なく進めます)

神奈川側最後の石畳を進みます
まずは向坂(むこうさか)

国道1号の下をくぐります
続いて赤石坂(あかいしさか)、釜石坂(かまいしさか)、風越坂(かざこしさか)を上ります
挟石坂(はさみいしさか)
ここは急な階段でキツかったです

挟石坂を上りきると国道1号と合流
わかりづらいですが足元の緑色のペイントに沿って歩きます
(1周目のときはこのペイントがありませんでした…)
東海道を歩く人を想定してか、歩行者用の看板があります

箱根新道終点
行楽客と思われる車列が続いています


そして、ついに箱根峠(標高846m)に到着!
相模国と伊豆国を分ける峠です。
国道1号の最高地点はここではない(芦ノ湖より東の方にある)のですが、旧東海道としてはここが最高地点です。
1周目のときはガスっていましたが、今回は視界がいいです
ただ、ここからは眺望はほとんどありません…


ここからは三島宿まで下り坂になります。
三島宿の標高は約15m。
高低差約830mを一気に下ることになります。
箱根エコパーキングのところにある冠木門
新箱根八里記念碑(峠の地蔵)
…のハズですが、ススキの穂に囲まれて全く見えない!(^^;

箱根エコパーキングの出口の辺りで右折するのが旧東海道ですが、
令和元年の台風による土砂崩れでこの先のところで通行止め…

仕方がないので国道1号を迂回します
通行止め区間の反対側
厳重に封鎖されています

接待茶屋(せったいぢゃや)のところで右折します
新田一里塚
江戸から26番目の一里塚

かぶと石
本来は先ほどの通行止め区間にありましたが、国道1号拡幅工事のときにここに移設されました

明治天皇小休址
念仏石
石の前の碑には「南無阿弥陀仏・宗閑寺」と書かれています

ここは斜め左折します
大枯木坂(おおかれきざか)を下ります
この辺りは歩きやすいです

民家の所に出ます
ここを左折します

旧東海道はここで右折ですが、右折した先に横断歩道がないので
直進し、国道1号を横断します

三島市(みしまし)の看板がありますが、
旧東海道は箱根峠からこの辺りまで三島市と函南町(かんなみちょう)の市町境を進んでいます

階段を下り、小枯木坂(こかれきざか)を進みます
ちょっと見づらいですが、一本杉石橋があった場所
雲助徳利の墓
大酒飲みだったこともあってお酒がお供えされています

日本百名城の一つである[040]山中城(やまなかじょう)
今回は入城せずパスします
(ただ、旧東海道が山中城跡の一部を通っています)

ここを斜め右折します
芝切地蔵堂
旧国道1号を横断し、山中城売店の横を進んで行きます
石畳の坂を下っていきます
ドラゴンキャッスル
この後に出てくる「みしまスカイウォーク」と並び、三島市街や富士山が綺麗に眺められるスポットです

国道1号を横断し、さらに先に進みます
国道1号を跨ぎます
この辺りの国道1号(バイパス)は最近できたもので、前回来たときにはまだありませんでした

富士見平
目の前の道路は今は旧道になりクルマ通りはほとんどありません

前回来たときも寄った富士見平ドライブイン
道路は旧道になり静まりかえっていますが、ドライブインは営業していました
テキニンニク定食を頂きました。おいしかった!
写真では普通に見えますが、かなりのボリュームです
普通の胃袋の方はご飯少なめにしたほうがいいです…

上長坂を下ります
みしまスカイウォーク
右の方にうっすらと富士山が見えます

みしまスカイウォークのところを斜め左折します
三島市街を一望
先の方に駿河湾も見えます
笹原一里塚
江戸から27番目の一里塚

こわめし坂を下ります
ここまで石畳が多かったですが、ここは普通のアスファルトの道なので歩きやすいです

松雲寺
松雲寺境内にある明治天皇が腰掛けた石
三島市街を一望(その2)
ここを斜め右折し、時雨坂を下ります
斜め右折した先をさらに右折したところにある三島市眺望地点
題目坂(だいもくざか)
かなり急な階段が続きます

六地蔵
前回も思いましたが、12体います…

臼転坂(うすころばしさか)を下ります
臼転坂の途中にあった馬頭観音像
後ろを振り返るとどんより黒い雲ですが、進む方向は何とか天気もちそうです
ここは斜め左折して国道1号の方に進みます
国道1号の合流地点にある「箱根路」の碑
ここから松並木になります(足元は石畳…)
錦田一里塚
江戸から28番目の一里塚
反対側の車線にも塚があり、両側に現存しています

大根歌碑
愛宕坂(あたござか)
本日最後の石畳ですが、横にアスファルトの道もあるのでそちらを歩きます…

旧東海道踏切
愛宕橋
県道に合流します
新町橋
うっすらと富士山が見えます(今日の富士山はうっすらばっかり…)

タバコ屋!? 肥料屋!?(肥料屋さんでした)

箱根峠を越え、ようやく第11宿場・三島宿(みしましゅく)に到着!
長かった…。
1周目のときはここに着いた頃には足(かかと)が激痛でしたが、今回はそこまで痛みはなく何とか無事に来ることができました。
三嶋大社大鳥居
地名は「三島」ですが、大社の名前は「三嶋大社」です

たたり石と若山牧水歌碑
たたり石は旧東海道を行き交う人の流れを整理する役割があったそうです

境内
ここまでの長旅の疲れを癒やしてくれるかのようです

総門と神門
神門手前右手にある源頼朝・北条政子腰掛石
左が源頼朝が腰掛けた石、右が北条政子が腰掛けた石

神門くぐって右手にある樹齢1200年の金木犀
拝殿と舞殿
問屋場跡
前回来たときは郵便局が改装中で石碑が見にくかったですが、今回はしっかりと見られました

本町(ほんちょう)交差点
三島から旅をしたときのスタート地点

三島広小路駅(みしまひろこうじえき)で今日のゴール!
三島駅(みしまえき)経由で帰ります


今年最初の東海道五十三次の旅では、まだ2月ということもあって雪が残っていることを心配し、一旦箱根西坂の部分を飛ばして三島宿より西側を旅していました。
今回、ようやくその「穴埋め」ができました。

1周目のときは小雨(霧)の中歩いたこともあって石畳が滑りやすく、歩くことに気を遣って足を痛めてしまいました。
今回はその反省を踏まえ、雨が数日間降っていない日を選びました。
そのおかげで路面は乾いており、途中苔や枯れ葉はあったものの滑りやすい箇所は少なかったです。

しかし…石畳が多い!
山の中の坂道を石畳にしているのは風情があるのですが、三島の住宅地に入ってからも所々石畳になっているのでかなりのダメージです。。
模様だけの石畳(ほぼ平面)だったらいいのですが、丸っこい石を敷き詰めた石畳も多かったので歩くのが大変でした…。

とはいえ、東海道五十三次の旅の難所の箱根峠を無事越えました。
前回で興津宿(おきつしゅく)までは制覇済みなので、次回は興津宿からの再開です!

現在地:(11)三島 ((17)興津まで制覇済み)
今回進んだ宿場:1
今回進んだ距離:14.7km
今回歩いた歩数:32,712歩

残り宿場:37/54 ※「54」は三条大橋を含めた数
残り距離:332.4km/492.1km

※次回の日記はコチラ

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